東京、大阪、京都、兵庫の4都府県を対象とした今回の緊急事態宣言では、酒類やカラオケを提供する飲食店に休業要請が出される見通しだが、店で飲めないとなると、懸念されるのが若者らの「路上飲み」の増加だ。きょう23日(2021年4月)の「モーニングショー」がこの問題を取り上げた。
玉川徹「酔っぱらった若者に、注意喚起をして聞きますか?」
まん延防止等重点措置が適用されて以降、飲食店が原則午後8時に閉まるとあって、駅前ロータリーや公園などで、缶ビールや缶酎ハイをグループで飲む若者やサラリーマンらが増えている。緊急事態宣言中、政府は路上飲みについて注意喚起を行って自粛を呼びかける方針。これを受け、東京都は路上での飲酒は禁止とし、都立公園の駐車場を閉鎖するほか、公園そのものも一部閉鎖を検討している。「東京都は路上、屋外での飲酒を非常に警戒しているようです」とMCの羽鳥慎一が伝えた。
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「路上飲みをする酔っぱらった若者に、注意喚起をして言うことを聞きますか?だったら、渋谷での路上飲酒を禁じた2019年のハロウィーンの時のように条例を作ればよかった。こういうときは法的な根拠が必要なんです。なんでもかんでも法律で自由を縛るのは嫌だけど、路上飲みの自由ぐらいは制限されてもいいと思いますよ」
テレビ朝日社会部の鈴木彩加記者(都庁担当)「都庁内を取材しても現場では『国から方針は降ってくるが、どうやって見回ればいいんだろう』という声があります。後ろ盾となるものを早急に検討する必要があるかもしれません」
「構造的に総合対策をしないと」の指摘も
羽鳥「路上がダメなら友だちの家に行くか、という人も増えそうです」
長嶋一茂(スポーツキャスター)「公共交通機関で飲む人も出てくるんじゃないですか」
日本医科大の北村義浩・特任教授「私の友人(の医師)が、遅くまで働いて帰る途中で近所の公園で若者が酒を飲んでいるのを見ると、『俺はこんなにがんばっているのに』と気持ちがなえると言っていました。構造的に総合対策をしないと医療を維持できません」
(キャンディ)