バッハ会長の5月来日が理由? 「東京に緊急事態宣言」の不鮮明

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   東京や大阪などに緊急事態宣言が出される見通しとなった。問題はその期間だが、東京都の小池百合子知事は「ずっと長いと途中でだれてしまう」と早々に「短期集中宣言」。その背景には何があるのか。きょう22日(2021年4月)の「モーニングショー」で、斎藤ちはるアナウンサーが「何としても5月17日には抑え込みたい思惑/バッハIOC会長来日シフト」という「スポーツニッポン」(4月22日付)の記事を紹介した。

   それによると、IOCのバッハ会長の来日に合わせた「バッハシフト」が、緊急事態宣言の期間設定の背景にあるという。バッハ会長は5月17日に来日し、広島市で聖火リレー関連の式典に出席した後、翌18日に東京で菅義偉首相や小池都知事らと会談に臨む予定だ。「会談が緊急事態宣言中の節目として世界に報じられれば、国内ばかりか国際世論、一部参加選手内にある開催懐疑論をさらに高めることになりかねないとして、バッハシフトを検討したと(記事は)伝えています」

  • バッハ会長来日との関係は?
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羽鳥「なんなんだこれは、という感じですね」

   宣言の期間について、MCの羽鳥慎一は「都庁の関係者の話によると、4月25日から5月9日あるいは12日までで調整が進んでいるようです。国には16日までという見解もあるようです」と伝えた。政府の分科会の尾身茂会長は私見として「最低3週間は必要」としている。

   国際医療福祉大の松本哲哉・主任教授「感染症対策は、政治的な判断で政策を進めるべきではない。解除には、期間ではなく感染者の数を目安として決定してもらいたいと思います」

   石山アンジュ(「一社パブリックミーツイノベーション」代表)「こういう記事が書かれてしまうのも、解除する基準が明確ではないから。この前は『500人』という人数が言われ、今回は日程で決めようとしていますが、どうなれば解除されるのか見えづらい」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「本末転倒です。日本中で感染がまん延しているなかで、選手村だけ隔離してオリンピックをやったって、コロナを克服した証になんかなりません。オリンピックでコロナ対策がゆがめられていることは、ずいぶんあると思います」

   羽鳥「感染抑制のためではなく、バッハ会長が来る前に、とは。なんなんだこれは、という感じですね」

(キャンディ)

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