一平(成田凌)がいなくなった長屋で、千代(杉咲花)の怒りは爆発する。一平が残したものを床に叩きつける千代に、そばにいた寛治(前田旺志郎)はうろたえるばかりだ。
翌朝、散らかった部屋に座る千代の顔は晴れ晴れとしていた。
そして稽古場で一平と並んだ千代は、自分たちの決断を劇団員に話した。その内容は、一平とは離婚し、記念興行を終えた後に千代は退団するというものだった。
■「最後の芝居」は一平の元恋人役
そして、記念興行の「お家はんと直どん」の幕が上がった。千代は一平の元恋人役を演じきった。
千秋楽の日。鶴亀新喜劇での最後の芝居を終えた千代の前に、朝日奈灯子(小西はる)が現れる。本音を打ち明ける灯子に千代は言った。
千代「頑張りなはれ」
そして千代は道頓堀を去った。(NHK総合あさ8時放送)