「コロナ禍もあり、最近街中で多く見かけるフードデリバリーの配達員の方...」とウーバーイーツのバッグを取り出したMCの谷原章介。20日(2021年4月)の放送で、「この配送バッグに番号を張り付ける背番号制が検討され、賛否の声が上がっています」と続けた。
首都高速に入りこんだり、信号無視をしたりする一部の配達員の迷惑走行。接触事故などに発展することもあり問題視されていたが、都議会は先月(2021年3月)、バッグに番号を付ける提案をした。
接触事故などの問題も
この提案は、配達員以外の人たちも巻き込んで議論になっている。賛成の声は、「意識の低い人だったり、接触事故を起こしても逃げてしまう人だったり、いろんな行動をする人がいるので、監視の目というか、個人を識別する番号があれば抑止にもなるのでは」(ウーバーイーツ歴2年の配達員)、「事故が多発している以上、認識できるものを付けて何かしらの責任というか、ドライバーの人に自覚を持ってもらうことは必要」(利用者)など。
対する反対意見は...。「番号が付くということは、個人が特定されやすいということ。窮屈な思いで仕事をするというのは、ウーバーイーツ的には本末転倒だと思う」(ウーバーイーツ歴2か月の配達員)、「ネットで拡散され悪用されそう」(利用者)などだ。
谷原「(個人が特定されるということは、)業務中でもプライバシー侵害になるんですかね」
三浦瑠麗(国際政治学者)「タクシーに乗ると乗務員さんの名前を見ることができますが、これはタクシー会社が決めていることです。ところが、ウーバーイーツなどの配達員は従業員には当たらない。管理するんだったら労働者として当然の権利を与えなくてはいけないけど、ウーバーイーツなどはそういう働き方ではない」
武井壮(タレント)「日本はバイクレーンもまだ少ない。軽車両でありながら、ちょっと前までは普通に歩道を走っていたし、自転車を乗る側の人もはっきりとしたルールを分かっていない。例えば、ウーバー側から配達員に対して特別なところ以外は左車線の端を走行するようにアナウンスするなど、対応していく必要はあります」
谷原「配達員でなくても危険な走行をする自転車は多い。自転車は免許制ではないし、罰則もないから交通ルールに乗っ取らなくても許されるのではないかという甘えもあると思います。意識の改革と共に、警察にも安全な走行の仕方を周知していただきたい」
(ピノコ)