「知ってるワイフ」と「俺の家の話」と同じテーマ
また、ドラマを通じて結婚と離婚のことを考えたいという声も。
「『知ってるワイフ』っぽい印象。親の手術や介護の代わりに離婚問題、本人たちも不仲っていうところ。奥さんは気が強いところは『知ってるワイフ』の澪で、家事が苦手なのは沙也佳かな。旦那さん、同じ服と言ってもアウトドアブランドだし、休みの日くらい好きな服着せてあげなよって思いました。大衆食堂は別にいいけど、勝手に大盛メニューにされるのは嫌だし、少々インスタントでも許して欲しいし、お互い歩み寄れば良いのに。カーテンも、後で届く方は洗い替えにとって置いたらいいし。瑛太さん、こんな役もするんですね。こういう役は鈴木亮平さんか、桐谷健太さんか、長瀬智也さん。北川景子さんも新垣結衣さんか、綾瀬はるかさんかなあって思ったけど、この2人の組み合わせも新鮮ですね」
「離婚といえば、坂本裕二の名作『最高の離婚』(編集部注:2013年、瑛太、綾野剛、尾野真千子、真木よう子の4人が2組のアラサー夫婦を演じた)でしっかり描かれていたテーマなので、二番煎じにならないかと心配でしたが、それは杞憂。コメディーパートとシリアスパート、両者がしっかりと描きわけられて、各キャラクターの描きわけもお見事。前クールの『俺の家の話』も後世に残るホームドラマでしたが、本作も最後まで離婚というテーマ、そして家族とは何かをしっかり描いてほしい」
「それぞれの両親の離婚や夫婦関係にも色々と問題ありそうで、アラフィフの私にとっては、主役の2人よりそちらの夫婦の今後が気になります。宮崎美子さんの言葉『人生100年時代、あと40年もあるのだからこれからは好きに生きたい』は身につまされました。北川さんが出版社勤務で、ファッションやインテリアがお洒落だし、実家のお家もお洒落なので、その辺りに興味持って見られそうです」