深川麻衣の「和宮」が泣いて嫌がり... 栄一の運命を変えた?事件が起きる
「大河ドラマ 青天を衝け」10話(NHK総合 4月18日日曜放送)

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坂下門外の変

   そのころ、和宮降嫁に反対して倒幕を決意した大橋は、老中・安藤信正暗殺を計画し、長七郎はその計画のために命を捨てる覚悟を決めていた。だが、帰郷した際、「暗殺では幕府を変えることはできない」との考えを持つ兄で私塾「尾高塾」主宰者・尾高惇忠(田辺誠一)から「行くな、長七郎!」と説得され、暗殺計画への参加を思いとどまる。

   後に「坂下門外の変」と呼ばれるこの暗殺計画は、文久2(1862)年1月に実行され、水戸浪士ら6人が江戸城の坂下門外で安藤の行列を襲った。しかし、安藤は軽傷を負っただけで江戸城に逃げ込み、襲撃した6人は全員、その場で斬殺された。

   これを知った栄一は、尊皇攘夷思想をさらに先鋭化させ、無謀な行動に走り出す。

   もしも、このとき長七郎も参加して死んでいたら、ほどなく栄一も血気盛んな幕末の志士の1人として命を落としていたに違いない。そうなれば、明治維新以後の栄一の活躍はなく、従ってこの大河ドラマも存在しなかった。「桜田門外の変」ほど有名ではないが、栄一の人生の転機となる重大な事件だ。(よる8時放送)

(寒山)

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