「子供が誤って使ってしまうと怖い」 駐車場「二酸化炭素」死亡事故の盲点

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「一瞬で噴射されるので、普通は逃げられません」

   二酸化炭素消火設備が作動する仕組みは、機械の扉を開けると警告音が発せられ、その後に「火事です。火事です。消火剤を放出します」と警告音声がアナウンスされる。その後、放出ボタンを押すと20秒後に機械が作動。シャッターが下り、二酸化炭素が放出される。

   坂口氏は「機能を知らないとわからない場合があるので、事前に教えておく必要がある。機械は駐車場の入り口にあり、誰でも押してしまう恐れがあるので、工事関係者も二酸化炭素とは知らずにいた可能性がある」とコメント。

   谷原が「脱出口などを設置することはできないのか?」と聞くと、坂口氏は「一瞬で噴射されるので、普通は逃げられません」と解説。

   お笑い芸人のカズレーザーは「いたずらで人の命が奪われてしまう可能性もある。脱出困難ということになると、設計にも問題があるのでは?」と言い、谷原は「人感センサーでシャッターを止めるとか、二重三重の安全策が必要なのではないか」と言うと、坂口氏は「安全弁を設置すると、火事の時に二酸化炭素ガスが出ないことになり、本末転倒になってしまう。ふたを開ければメッセージが流れるので、それを確認してからボタンを押せば事故は起きないはず」とコメント。

   谷原は「再発防止の手を考えたいですね」と訴えた。

(バルバス)

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