「ハラスメントという言葉を使いすぎるハラスメントはないの?」 吉富愛望アビガイルが羽鳥慎一に質問

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   きょう16日(2021年4月)の番組冒頭で、仕事の楽しさを押し付ける「エンハラ(エンジョイハラスメント)」を特集した「モーニングショー」で、百戦錬磨のMC羽鳥慎一が、フレッシュなコメンテーターにあたふたさせられる場面があった。

   「仕事を楽しくやろう」と押し付けて相手を不快にさせるエンハラについて、スポーツキャスターの長嶋一茂に続いてコメントを求められたのが、多摩大学細胞農業研究会事務局兼広報委員長で、「Forbes Japan」が選ぶ「世界を変える30歳未満の30人」に選ばれた吉富愛望アビガイル氏。この春から番組に加わったコメンテーターだ。

  • 「テル(TEL)ハラ」も取り上げていた。
    「テル(TEL)ハラ」も取り上げていた。
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「テル(TEL)ハラ」「テクハラ」...

   羽鳥が「アビガイルさん、色んなハラスメントが出てきて、今後も次々と出てきそうですね」とコメントを振ると、吉富氏は「ハラスメントという言葉を使いすぎるハラスメントはないのでしょうか」とチクリ。実は「モーニングショー」では、今月(2021年4月)に入り、新入社員が電話対応の際に感じるストレスを「テル(TEL)ハラ」として、職場でITが苦手な上司が感じるストレスを「テクハラ(テクノロジーハラスメント)」として、それぞれ特集している。

   吉富氏が「何かを伝えるときに名前をつけるのは効果的で、共感を得やすくなる。〇〇ハラという言葉はSNSでもシェアしやすいが、こういう言葉を使いすぎると重みがなくなってきてしまうと思います」と正論を述べると、羽鳥は「なるほどねえ」と応じるのが精いっぱいだった。

   「どうなんでしょうか、おじさんなんかは良かれと思って飲み会をやろうと言うんだけど、正直若い人は『いいです』という感じですか」と羽鳥が慌てて「方向転換」すると、吉富氏は「私個人は日本酒の業界にいたこともあって、お酒が好きなので」と大人のリアクション。これには長嶋も「アビガイルさんは独特の語り口調というか、落ち着いてますね」と感心しきりだった。

(キャンディ)

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