NHKが、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第2次出演者を発表しました。既に、小栗旬さんが主人公の北条義時(鎌倉幕府の第2代執権)を、鎌倉幕府の初代将軍、源頼朝を大泉洋さんが演じることなどが公表されていました。
21年4月15日の発表では、「北条義時の初恋の人 八重」役に新垣結衣さんが、「後白河法皇」役に西田敏行さんが選ばれた事などが明らかになりました。
(小栗さん演じる)北条義時に愛され、(大泉さん演じる)源頼朝にも...」
ガッキーの愛称で親しまれている新垣さんは、配役決定についてNHKサイト上でコメントを出しています。冒頭部分を紹介すると、「辛い宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。所説ある中、断片的ではありますが八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました。(以下略)」と、八重像について印象を述べています。
八重の人物像については、脚本担当の三谷幸喜さんも4月9日公開の動画で語っています。「非常にドラマチックな人物ですね。書いてて、この先どうなっちゃうの、というくらいスリリングなキャラクターになっております」と描写したうえで、「(小栗さん演じる)北条義時に愛され、(大泉さん演じる)源頼朝にも愛される。クレオパトラみたいな感じです」と、ドラマの展開にも関わるような指摘もしていました。
三谷さんもこの動画で「実際にいた人ですね」と述べたように、八重は歴史上の人物で、伊豆の大豪族、伊東祐親の娘として知られています。一方で、「所説ある」と新垣さんも触れたように、その生涯については、いくつか異なる伝承も伝わっているようです。