きょう15日(2021年4月)のあさイチ冒頭で、新型コロナウイルスのワクチンについて取り上げられた。
日本国内では変異株が猛威をふるっているが、ワクチンは変異株にも十分効果を発揮するとわかってきたという。イスラエルでは、2020年12月末にイギリス型の変異株が感染者の8割を占めるほど流行していた。21年1月には感染者が1日1万人を超える日もあったが、高齢者へのワクチン接種が進むにつれ感染者が減り始め、4月には1日あたり300人以下にまで減少した。
「五十肩みたいな感じの痛みでした」
一方、コロナのワクチンについては副反応も報告されている。3月17日に1回目、4月7日に2回目のワクチン接種を受けた順天堂大学大学院の堀賢教授が実体験を語った。
1回目接種の後は何ともなかったが、2回目の後、「夜中ぐらいから接種部位の右の肩が痛くなってきて、寝返りを打つと『うっ』という感じで目が覚めたりしました」
さらに次の日は、「1回目にはあまり感じなかったけど、非常にたくさん働いた後のようなだるさが残っています。でもとりあえず仕事に大きな支障はないので、昨日は夕方まで働きましたが、残業はやめました」。
接種から4日後には、「昨日は少し重ったるい感じは残っていたんですけど、今日は元気になりました。発熱もなく、このまま元気に仕事を続けられそうです」と、回復を報告した。
博多華丸キャスター「インフルエンザの予防接種でも、年によっては筋肉痛みたいな感じの痛さがあったりするんですけど、それに近いんでしょうか」
堀さん「そういう痛さではなくて、打ったところが局所的に炎症を起こして、五十肩みたいな感じの痛みでした。でも日々よくなります」
国内の医療従事者約1万5000人のデータによると、副反応の報告は1回目の接種より2回目の方が多く、特にけん怠感と37.5度以上の発熱が35%以上と多かったが、どの症状も5日程度でおさまっているという。
鈴木奈穂子キャスター「結構な割合という感じもしますけど、アナフィラキシーについてはどうなんでしょうか」
堀さん「日本国内でこれまで100万回あたり72回ほど報告されていて、インフルエンザワクチン(100万回あたり1回)よりは多いですが、いずれも回復しています」