科学リテラシーない知事が「もしいたら」 玉川徹「引っ込んでいた方がいい」

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   新型コロナをめぐり、政府分科会の尾身茂会長がとうとう「第4波に入っている」と明言したきのう14日(2021年4月)、大阪などで新規感染者数が過去最多を更新した。「大阪では20代から30代の感染者は7日平均で1日357.6人。鈍化傾向はありません。今後の予測によると、実行再生産数が1.37(3月1日~4月12日の平均値)で変わらない場合、5月1日には1日あたりの感染者数が4386人という予測になっています」と、きょう15日の番組で、MCの羽鳥慎一が厳しい数字を並べた。

   尾身会長は「まん延防止措置で不十分なら、すぐに緊急事態宣言に変えるべき」と訴え、大阪府の吉村洋文知事は「緊急事態宣言も視野に入れている」と発言しているが、一方で政府はといえば、「現時点で全国的な大きなうねりとまではなっていない」と危機感を感じさせない菅義偉首相。ある政府高官にいたっては「大阪に緊急事態宣言を出して効果が出るならいいが、出なかったら終わりだ。まん延防止措置の中で今以上にやれることがあるのではないか」と他人事だ。

  • 「人の流れ」は抑制できるのか。
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岡田春恵教授「知事が土下座してでも頼まないと」

   羽鳥「考え方にちょっと温度差がありますね」

   白鴎大の岡田春恵教授「20代、30代が増えていて、ICUの患者もいる。テレワークとリモート講義の徹底を吉村さんが強く言えるかどうか。不要不急の外出はしないでくださいと知事が土下座してでも頼まないと(感染拡大は)止まりません」

   一方、きのう14日に新規感染者数が初めて500人を超えた兵庫県をめぐっては、井戸敏三知事が「フェイスシールドがOKなら、うちわもOKでは」として、約700万円の予算をかけて32万本のうちわを配布する計画だったが、神戸市が配布中止を県に申し入れるなど反発が広がり、「誤解されているなかで配っても、目的を達成できないので配布をやめます、ということです」と羽鳥が伝えた。

   石川アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)「うちわ配布という意志決定のプロセスのなかで、専門家の話を聞くというプロセスはなかったのでしょうか」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「科学リテラシーがもし知事にないなら、逆に害悪になるので、引っ込んでいた方がいいと思います」

(キャンディ)

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