「私たちの日常生活で感染を抑えるために必要なことは。CO2センサーやハンドドライヤー、うちわ会食など、新しい対策が生まれる一方で、効果が薄いと判断された対策も。何が正解なのかを検証します」と永島優美アナが切り出した。
CO2濃度測定器と換気
まずはCO2濃度測定器を使ってみる。東京都の飲食店の感染抑制対策では、二酸化炭素の濃度を1000ppm以下に保つように指示している。では、どのような状況だとこの基準を超えてしまうのか。換気扇を止め、窓やドアを閉め切った会議室で、4人で会話をするというシチュエーション下で検証してみた。
検証開始時に505ppmだったCO2濃度は40 分後には1000ppmに達した。そこから約100ppm下げるまでにかかった時間は、換気扇だけ付けた場合は10分、窓だけを開けた場合は1分半、窓とドア両方を開けた場合はわずか30秒だった。
お次はハンドドライヤー。感染対策として使用禁止になっていたが、きのう13日(2021年4月)に経団連が「管理されたビル等のトイレでのハンドドライヤーの利用での感染リスクは大きくない」とし、利用再開容認を発表したばかりだ。
本当にハンドドライヤーで飛まつが飛び散るリスクは低いのか。「めざまし8」が着色した水を使って手を乾かす実験をしてみたところ、服や床になどに水滴は飛び散らなかった。
昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師「病原体によってはまき散らしてしまうこともあるので、病院ではあまりハンドドライヤーは使いません。ですが、このウイルスに関しては、正しく手を洗った上で利用すれば、感染を起こすリスクはほとんどないと考えて良いと思います」