「きのう(2021年4月12日)、マスターズ制覇という快挙を成し遂げた松山英樹選手。優勝を決めた直後、松山選手のキャディーが帽子を取って一礼し、その行動に世界中から称賛が送られています」とMCの谷原章介が伝えた。
「自然に出たもの」
「めざまし8」が注目したのは、早藤将太キャディー(27)。「コースに一礼」という行動には「敬意を表したお辞儀」(米・スポーティングニュース)、「優勝者のキャディーの素晴らしい行動にスポーツ界がメロメロになった」(米FOXスポーツネット)、「松山英樹のキャディーは日本の感動的な勝利を象徴している」(米・CNN)などなど、海外メディアが絶賛している。
優勝から7時間後、「めざまし8」はビデオ電話で早藤キャディーに取材。「一礼」のことを聞くと、早藤キャディーは「自然に出たもの」とはにかんだ。
試合については「(松山)プロがやるべきことをちゃんと準備して、彼の経験がすごく生きた4日間だったと思います。驚くようなプレーとか奇跡の1打みたいなものはなかったけれど、流れが切れそうなパットを全部決めきれていたのが優勝につながったのだと思います」と話した。
試合中も「しっかりね」「何言っているんだ」と言い合える仲
2019年から松山選手の専属キャディーを務める早藤さんだが、2人の絆は学生時代にまでさかのぼる。松山選手は早藤さんの2歳年上。番組によると、明徳義塾中学から東北福祉大学まで寮生活を共にしてきた先輩後輩の仲なのだ。
ふたりの信頼関係は、試合中のこんなやりとりを通しても見える。「(3日目の試合中に)軽く打たないといけない状況だったのですが、目の前の池が嫌だったので、(松山選手に)『しっかりね』と言ってしまいました。『こいつは何を言っているんだ』と言われたのですが」(早藤キャディー)。2人で遠慮なく言い合った結果、松山選手は見事イーグルをもぎ取り、弾みをつけた。
松山選手は優勝会見で、「将太と組んで初めての優勝だったので、抱き合った後やっと優勝することができたという気持ちになった」と語っている。
MCの谷原章介「体育会系の先輩後輩の関係で言うと、『しっかりね』なんて言うと『なんだお前、先輩に』みたいな空気感になりかねない。よっぽど仲が良いのでしょうね」
(ピノコ)