「現在医療従事者への優先接種が進められている新型コロナのワクチン。次の段階となる高齢者への接種がきょう(2021年4月12日)から一部の自治体で始まります」と永島優美アナが伝えた。MCの谷原章介は「世界に目を向けると、ワクチン接種が進むイギリスでは、感染者が激減したそうです。ワクチンはコロナ対策への切り札になるのでしょうか」と続けた。
イギリスでは、11日までに国民の約半分に当たる3200万人が1回目の接種を終え、ロックダウンを緩和。ジョンソン英首相は「わたしも12日からパブに出向いて感染対策をしながらビールを飲み干します」と宣言した。6月にはナイトクラブの営業を認め、全ての制限を解除したい考えだ。
「ワクチンを打たれた後も一定以上の感染対策には気を使って」
一方で、気がかりなニュースもある。石川県内の病院に勤務する医療従事者がワクチンを2回目接種したにも関わらず感染してしまったのだ。この職員が2回目の接種を終えたのは今月(4月)3日だったが、別の感染者の濃厚接触者としてPCR検査を受けたところ、おととい10日に陽性と判明した。
谷原「2回打っても感染する確率と言うのはあるのですか?」
昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師「そうですね。そもそも有効率は100%ではありませんから。もう1つ大事なことは、この方に症状が出なかったということ。発症したり重症化したりすることは防いでくれますが、ウイルスがくっつくということに関しては必ずしも高い有効率があることは証明されていない。ですから、ワクチンを打たれた後も一定以上の感染対策には気を使っていただきたい」
谷原「6月までに高齢者ということですが、全国民に行き渡るのはいつなのかが気になります」
橋下徹(弁護士)「(供給安定を)期待するしかないですが、国産でワクチンを作れない力のなさをなんとか変えないと、日本は世界の中でやっていけないでしょうね」
日本メーカーも開発に着手はしているが、実用化のめどはたっていない。
(ピノコ)