いよいよ今日12日(2021年4月)から始まった高齢者への新型コロナワクチン接種。スッキリでは東京都八王子市の接種会場から生中継を行った。会場の八王子市役所では9時から受付開始。クーポン券を出した後検温、問診を行い、15分くらいで接種が行われていた。本日は17時までに事前予約の250人が接種予定となっている。
「会場での待機は15分でいいのでしょうか」
接種にあたって注意すべき点は何か。日本プライマリ・ケア連合学会の大橋博樹医師によると、接種時の痛みは少ないが、7割ほどの人が翌日に腕の痛みが出ることがあるという。これはワクチンの液そのものによる反応で、2日ほどでおさまる。
一方、厚労省は心臓病やアレルギーのある人はかかりつけ医師に相談するとともに、アナフィラキシーや血管迷走神経反射などにも注意するよう呼びかけている。
アナフィラキシーショックが起きることはまれだが、じんましん、腹痛嘔吐、息苦しさ、血圧低下、意識レベル低下などの症状が出ることはある。血管迷走神経反射は緊張や痛みが原因で、立ちくらみなどが起きることがあるそうだ。
こうした事態に対応するため、接種後は15分以上会場で座って観察することが重要だ。アナフィラキシーは数時間経ってから起きることもあるので、高齢者の家族も接種後の様子を観察し、呼吸が苦しい、身体中に発疹が出るなどがあれば医師に相談する必要がある。
水野泰孝医師(日本感染症学会指導医)「新型コロナのワクチンだけではなく、すべてのワクチンで言えることです。注射したあと倒れ込んでしまう血管迷走神経反射はワクチンだけではなく採血でも起きます」
司会の加藤浩次「会場での待機は15分でいいのでしょうか」
水野医師「アレルギーは30分以内が多く、重症な人ほど早く出るのですが、それ以降に起こらないとは限らない。可能であれば30分待機で、15分くらい見て出る場合は何かあったら戻れように」
小澤征悦(俳優)「ワクチンを打った後運転して良いのでしょうか」
水野医師「絶対に運転してはいけないというわけではないが、不安な方は同伴の方に運転してもらうといい」
(みっちゃん)