「マスク非着用の主張」はありうる? 玉川徹の見解新旧とは

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   昨(2020)年9月に飛行機に乗った時にマスク着用を拒否、飛行機が別の空港に緊急着陸する事態になった男が、今度は、千葉県館山市の飲食店で再びマスクを拒否、警察官を殴って逮捕される事態になった。

   逮捕されたのは奥野淳也容疑者(34)。10日(21年4月)昼、館山市の海沿いの食堂にマスクつけずに入ってきてイスに座った。当時、店内には15人ほどの客がいたという。

  • マスク着用をめぐるトラブルも。
    マスク着用をめぐるトラブルも。
  • マスク着用をめぐるトラブルも。

店側「ルールに反するので出て行ってください」

   店主によると、店員が「マスクをしてください」と言うと、「俺はマスクをしねえ」と言ったので、「ルールに反するので出て行ってください」。すると、奥野容疑者の態度は一変、暴言を吐き始めたので、外に出そうとしたら暴れ始めた。客の制止も聞かず大声で暴れ、店員がマスクを渡そうとしたがこれを投げ捨てた。イスが当たって壁に穴が開き、手が当たって鼻血が出た人もいた。

   昨年9月のピーチ機では、客室乗務員にけがをさせたうえ、新潟空港に緊急着陸する事態となった。予定の関西空港には2時間以上遅れた。

   取材に対して、奥野容疑者は「あくまでも任意のお願いを、強制力をほのめかし義務であるかのような形で受けることは、ちょっとおかしいのでは」と言っていた。昨年10月に放送した「ABEMA Prime」に出演し、「健康上の理由で、長時間のマスク着用は難しいという事情があった。義務であったとしたら、例外規定をしっかり設けて、マスクに協力できない人たちに対しても、きちんとシステムを作って、公共交通を開いていくべきだ」。「気になさる方がいれば、その方が動かれればいい」などと「身勝手な持論」で釈明していた。

   昨年11月にも長野県のホテルのバイキング会場に、マスクを着けずに入場。スタッフがマスク着用を呼びかけたが、「お願いは強制ではないし義務ではないので拒否します」。ホテルが通報、約10人の警察官がかけつけた。

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