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清く正しく美しいはずの五輪の裏でうごめく醜い欲望「不正流用疑惑」「組織委女性幹部の不倫」

   組織が腐っていけば、中にいる人間も蝕まれるのは必定。山下泰裕副会長は、日本レスリング協会の元コーチが「不正流用」があると組織委に訴えて出たのに、調査も処分も行っていないそうである。その理由が、山下とレスリング協会の富山英明副会長が同い年で、ロス五輪の金メダリスト同士の盟友だからというのでは、何をかいわんやである。

   さらに週刊新潮が、昨年3月12日(2020年)にギリシャで採火式が行われ、その聖火を日本に運んできた組織委幹部の河村裕美は、「不倫」のため夫と別居中と、珍しく週刊文春を援護射撃している。彼女の夫は自民党の河村建夫元官房長官の長男で、ゆくゆくは河村の後継者として地盤を受け継ぐと見られている河村健一。

   妻の裕美は2015年春から2年間、スイスにある国際オリンピック委員会(IOC)に、日本人として初めて職員として派遣されているが、その直前、不倫が発覚したという。相手はNPO法人の代表で、夫が彼女のフェイスブックで2人のやり取りを見つけ、探偵事務所に妻の素行調査を依頼、彼女が連日のように男のところに連泊している「半同棲状態」であることが判明した。その後の詳しい経緯は省くが、夫が妻とその不倫相手に民事訴訟を起こし、2016年に不倫相手側が160万円を払って陳謝したという。

   清く正しく美しいはずの五輪組織委の中に蠢いているのは、醜い欲望を身にまとった人間たちばかりのようではないか。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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