「こういうときに、教師から必ず出てくるのが『指導の一環』という言葉です」
説明会の後、阿部が担当職員にパワハラを認めないことについて質問した。道職員は「事実でないことの上に物事が進んでいく一方で、それも大変なことだと思っております。他部署とも吟味しながらやっておりますので、ご理解いただきたい」と、パワハラは事実でないといわんばかりだった。
阿部「教師はそのつもりでなかったと言っているからということなら、子どもたちの声はどう捉えているんですか」
道職員「ハラスメントのくくりではなく、指導が適正であったか否かという観点で、事実確認して対応していきたいと思ってます」
さらに、学院の事務局長は「答えられる状況にない」と逃げた。阿部は「自主退学、自主休校が起きているのに......。こういうときに、教師から必ず出てくるのが『指導の一環』という言葉です」と怒る。
司会の加藤浩次「学生たちがパワハラととらえているなら、指導にはならないと思いますけどね」
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「(学校も北海道庁も)逃げているとしか思えない。第三者委員会が調査したほうがいい」
ブラック校則もそうだが、いま学校では「指導という名のパワハラ」が横行している。
(カズキ)