北朝鮮、「不参加」表明が6日だった理由 韓国・文政権の「失敗」強調か

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   北朝鮮はきのう6日(2021年4月)、今夏の東京五輪パラリンピックへの不参加を表明した。背景には何があるのか。「モーニングショー」は北朝鮮の現状に迫った。

  • 東京五輪めぐる、北朝鮮の政治的思惑とは。
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「悪性ウイルス感染症による~」と説明

   北朝鮮・体育省は不参加の理由として「悪性ウイルス感染症による世界的な危機状況から選手を保護するため」と説明。丸川珠代五輪相は「どういう事情か分からない」と困惑し、IOCは「残念ながら北朝鮮五輪委と電話会議を開けなかった。IOCは正式な申請を受け取っていない」とコメントしている。

   斎藤ちはるアナウンサーは「大会関係者は、コロナの具体策を速やかに決め、各国五輪委の不安を取り除かなければ参加断念の動きが広がる可能性があるとしています」と、きょう7日の朝日新聞の朝刊記事を紹介した。

   「コリア・レポート」の辺真一編集長は、不参加表明が韓国のソウル、釜山市長選の前日であることに注目。「韓国の文(在寅)政権はなんとしても自分の政権のレガシーとして、東京オリンピックを舞台に南北の関係改善を成し遂げたかったが、その夢が立ち消えになりました。不参加表明によって、文政権の対北朝鮮政策は失敗だったと印象付けることになりました」と背景を説明した。

   来年(2022年)の大統領選の前哨戦と言われるソウルと釜山の市長選はきょう7日が投開票日で、世論調査では野党の大差でのリードが伝えられている。若者を意識した文政権の政策が効果を上げていないことも一因のようだ。

   「韓国ドラマで韓国の現状を見ている」という浜田敬子(元AERA編集長)は「30代の独身の子どもが親と同居しているドラマがとても多い。住宅が借りられない、仕事がないという経済格差の表れです」。

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