毎回検察や弁護人を疑って捜査を蒸し返す、ちゃぶ台返しなの?
一方で、こんなツッコミの声も。
「毎回こんな風に検察や弁護人を疑って捜査を蒸し返し、ちゃぶ台をひっくり返す感じですかね。裁判官の仕事は感情に流されず、法律に則った判決を下す事だけです。そこは聖域で厳しい立場です。恨みも買います。せっかく裁判官のお話なので、そこの歯痒さとか葛藤を描いて欲しいです。全員にとっていい判決なんてものがあったら裁判官なんて楽な仕事ですよ。勝ちとか負けとか何で甘い事言っているのか、私にはわかりませんでした。そこをブレなくするために検事や弁護士がいるのだし、彼らの仕事が甘いと勝手に判断して直接捜査に介入するのは異例というかチート技だと思いました」
法曹関係者からは、こんな批判もあった。
「法曹関係者ですが、フィクションとしてもありえない。原作はもっとちゃんとしていた。法廷での発言は法的に問題ありまくり、審理の進め方もありえない。そもそもカラーシャツ、ノーネクタイの裁判官なんかいない。ヒゲもありえない。人間味溢れる裁判官を演出したいのだろうが、やり方が安直だし、原作の入間はそんな方法で人間性を表現してはいない。内容もよくある筋書きで主人公が弁護士でも検察官でもいい、裁判官である必要性がない。むしろ現場に出して調べるなら裁判官であることが足かせなっている。原作は裁判官ならではの悩みどころや、真実がわからないモヤモヤ感とか、新鮮な切り口が出ていたのに、ドラマとしてスッキリさせるためにその点が全てなくなった。削ってはいけないとこを削り、余計な要素を加えすぎたためにHEROの劣化版のような変なドラマになっている。なぜか官舎だけリアル」