モーニングショーは、同じテレビ朝日系の情報・報道番組「サンデーLIVE?」のスタッフが（2021年3月）28日に送別会を開いた後で飲食店に行き、その後4人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかにした。番組放送後にスタッフルームで開いた送別会には9人が参加、うち6人が近くの飲食店に行ったという。
これについてテレビ朝日は、「番組を通じて感染拡大を呼びかける立場にありながら、社内ルールを無視し、自覚を欠く行動があったことはたいへん遺憾であり、深く反省しています」とのコメントを出した。
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テレビ局内でも「送別会と感染」問題が。
モーニングショーでは「送別会はやれなかった」
コメンテーターの玉川徹は「同じテレビ朝日の社員として、視聴者の皆さんには本当に申し訳なく思います。申し訳ない」と謝罪した。「同じ、新型コロナの問題を伝える立場としても、恥ずかしい。サンデーLIVEは、政治家の会食の問題や官僚の送別会の問題も伝え、批判もあった。それなのに番組のスタッフがこういうことをして、何を考えているんだろうか。テレビは公器ですから」
MCの羽鳥慎一「批判的なことを伝えるからには、やはりちゃんとしていなければいけないわけで。これは、理解不能ですね」。玉川「われわれも３月まで、５年以上にわたって番組を一緒に作ってきたコメンテーターの方が卒業されましたが、送別会はやれなかった」、羽鳥「さよならで、終わりでした」
埼玉県のふじみの救急病院は3月中旬、PCR検査をセットにした旅行の実証実験をした。１泊２日の旅行参加者は84人でホテルスタッフ・添乗員は128人。計212人にPCR・抗原検査で全員の陰性を確認した。同病院の鹿野晃院長は「国民は自粛疲れで限界。新しい生活スタイルが必要だ。感染拡大防止と経済活動の両立ができる戦略的な検査が重要」という。苦しむ旅行業界も視野に入れる。PCR検査は約1時間半で結果判明。食事は家族単位で、マスク会食を推奨した。
「戦略的会食」の提案も
こうした「PCR検査セットのツアー」は今月中にも12社が実施予定。参加前後の1、2週間は体温などの記録をとることが参加条件だ。同病院は、歓楽街などに検査場を設置、陰性証明を出された上で会食する「戦略的会食」も提案する。
コメンテーターの玉川徹「自民党の二階幹事長が、この状況でGoToトラベルを再開した方がいい、と言っているが、何を言っているんだ。お金を使う場所を間違えている。国のお金で、誰もが無料で、いつでも検査できる状況になれば、旅行にも食事にも行けるんだ。そういう態勢をとるためにお金を使うことが、政府の仕事であって、何もしないで、お金出すから旅行行ってください、は政府の仕事ではない」
（栄）