昭和20年3月13日深夜、大阪の街が大空襲に見舞われた。公演のため京都に来ていた千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、そのことを聞き、急いで道頓堀に戻ってくる。
千代の目には壮絶な光景が広がる。絶句する千代。福富楽器店は焼かれて跡形もなくなり、かつての岡安の店前もひどい惨状に。
千代と一平が遺体安置所に駆け付けると...
岡安の女将だった岡田シズ(篠原涼子)を含め、千代は道頓堀の人々が無事かどうか、気がかりでならない。
遺体安置所に千代と一平が駆けつける。そこには、シズと夫・岡田宗助(名倉潤)、娘・みつえ(東野絢香)が呆然としていた。3人の前に、福富楽器店の女将・富川菊(いしのようこ)と夫・富川福松(岡嶋秀昭)の遺体が。
菊と福松は疎開先で、芝居茶屋の頃の暖簾を忘れたことに気づき、取りに帰ったところ空襲にあってしまったのだ。
(NHK総合あさ8時放送)