歌会始に秋篠宮眞子さんが出した恋の歌が話題に 「60歳過ぎたら顔を洗ってはいけない」週刊現代の納得できる珍説

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   卒業の季節である。小倉智昭も22年続けてきた『とくダネ!』から降板した。小倉に特段の思い出はないが、彼の番組が始まったのが全日空機ハイジャック事件の年だったと聞いて、歳月の長さを改めて感じた。

   私がWeb現代を創刊した年である。飛行機の操縦がしてみたいという男が、操縦室に押し入って機長を殺害した事件であった。その一部始終を録音したボイスレコーダーの音声を入手し、一部をカットしてネットに上げたのである。

   早稲田大学の周辺では、卒業式を終えて仲間と歓談する女性が見られる。近くの神田川の桜も今が見ごろである。

   さて、秋篠宮眞子さんが歌会始に出した歌が話題だと新潮が報じている。それは、

   「烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に」

   さる歌人は、「叙景歌として大変すぐれた一首だと思います」と褒めている。だがこの歌が波紋を呼んでいるという。

   先の歌人が、烏瓜は果実の種子の形が書状を巻く畳んだ結び文「玉梓(たまずさ)」に似ていることから、「玉梓は、古くから恋文の意でも用いられてきました。眞子さまの歌は、秋が深まる頃に恋文が朱色に染まって熟していく、そんなロマンチックな恋の歌としても読み取れると思います」というのである。

   小室圭が順調にいけば、弁護士資格を取得するのは10月下旬ごろといわれる。眞子さんは以前、30歳までには結婚したいといっていたから、秋の深まる頃に結婚するという意志は少しも揺らいでいないというのである。そんな"思惑"とは別に、私もいい歌だと思う。

芸人の「レンタル黒人」サービスとは?

   昨今は、何かというと女性差別だセクハラだとツイッターで批判が巻き起こるから、この話も注意して書こうと思うが、フライデーで、芸人のぶらっくさむらい(40、本名・武内剛)が「レンタル黒人」というサービスを始めたという。

   彼は名古屋出身で、父親がカメルーン人で日本人の母親との間に生まれた。ニューヨークに7年留学して帰国し、32歳で芸人になったそうだ。

   順調にキャリアを積んでいたのに、昨年秋、突如事務所を退所し、「レンタル黒人」事業を始めたという。

   フライデーの記者が問い合わせると、「黒人が必要なシーンでご活用ください」という返信が来た。「たまには有名人気分を味わいたいので、SPをお願いしたい」と依頼すると、黒いスーツにサングラス姿で現れた。六本木を歩いていると、「有名人ですか?」と声をかけてくる人もいたそうだ。たしかにハリウッドのセレブには、彼のように屈強な黒人SPがついている。

   犬の世話やランチの同行、オンライン英会話などもやるそうだが、批判もあるのは承知の上だそうだ。彼がこう語っている。

   「差別問題について、日本ではまだまだ議論が進んでいない。なのに、規制だけが進んでいる。エンタメや表現の世界も、規制、規制。それでは面白いことがどんどんできない世の中になっていく気がするんです。『もっと議論が生まれてほしい』。レンタル黒人というビジネスには、そんなメッセージを込めています」

   この男ただ者ではない気がする。

   少し前に新潮が、大相撲の元関脇・嘉風(中村親方)の妻が子どもたちに酷い虐待をしていると報じた。

   虫刺されの薬を長女の目にすり込むなど、悪行の限りを尽くしていたが、その大西愛が(42)逮捕された。

   長女が被害の様子をスマートフォンのカメラで撮影していたことが決め手になったようだ。他人事ながらホッとした。

菅首相を怒らせたNHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男が降板

   NHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男も降板する。昨年10月、番組に菅首相が出た時、学術会議問題で問い詰めたことで菅の怒りを買い、それを忖度したNHKの上層部が降板させることを決めたといわれる。

   新潮で有馬哲夫早稲田大学教授が、政治に屈してばかりいるNHKに中立公正な報道は望めないから、受信料を廃止して、「広告を流し、NHK愛好者から寄付金を集め、『自活』せよ」と説いている。

   なぜ、NHKは言論の自由を守れないのか? 有馬は、「放送法を熟読してほしい。NHKは放送法のもと、総務大臣によって、さるぐつわどころか、手かせ、足かせまではめられているのだ。NHKは受信料で支えられているから中立公正な放送ができるというが、実際はまさにその逆だ」。NHKについてよくいわれることだが、今のように腐りきったNHKにそんなことができるはずはない。

   受信料の義務化まで、政治の力を利用して獲得したNHKは、名実ともに「国策放送会社」に成り下がったのだから。

   同じ新潮が、韓国の文在寅大統領がスキャンダル続発で、断末魔に喘いでいると報じている。その原因は「土地バブル」を起こしてしまったことだというのだが、文の政策は、ある韓国ウオッチャーにいわせると、

   「最低賃金引き上げを象徴とする弱者救済政策です。これ自体、悪いことではない。しかし、文政権下で最低賃金が30%以上引き上げられたことにより、逆に零細企業は雇用を維持できなくなり、新たな失業者を生んで貧富の差が拡大した。結果、富裕層たちの間で不動産投機ブームが起き、不動産価格高騰に拍車がかかってしまった格好です」

   ウオッチャーもいっているように、いい政策ではないか。それに最低賃金を30%も引き上げるというのは、日本では考えられない。たしかに深刻な副作用は出るが、長いレンジで見れば、国力アップにつながるはずである。

   それに3月22日の世論調査で支持率が34.1%だったというが、安倍政権の時の最低支持率は31%、菅政権は発足したばかりの2月に38%である。他国のことより、この国の政治を心配したほうがいい。

8割おじさん西浦博教授がコロナ第4波を警告

   コロナ関連で文春から2本。8割おじさんこと西浦博教授が、「第4波の前兆が見えている」と警告している。

   菅首相が、緊急事態宣言の再々延長を独断で決めたことに西浦は、「やる限りは、感染者を減らせる見込みがなければいけません。しかし、しっかりした目標を定め、そこに向けた政策を実行すべく行った延長であったかどうかは科学的に検証しておくべきです」といっている。ただの菅の思い付きに過ぎないのでは、効果なしということだろう。

   西浦は、日本でも変異種が蔓延してきて、二倍も発病に至りやすい、十歳未満が多いから、「第四波では学校閉鎖も対策の一つとして浮上する可能性がある」という。

   桜の盛りを過ぎても、コロナの盛りはまだこれからなのかもしれない。

   文春は、病床使用率は改善されてきているといった西村担当相の発言に嘘はないのか、検証している。

   たしかに、宣言下では東京が使用率83.2%だったが、3月には25.5%と下がっている。だが問題は、日本看護協会が昨年12月に発表した調査で、感染者を受け入れていた病院の看護師たちの離職率が21.3%にもなっているのだ。

   ベッドはあっても医者や看護師がいないのではなにもならない。それに、医療従事者へのワクチン接種が大幅に遅れ、4月中旬以降にずれ込むことも、大きな問題である。

   毎日毎日、自粛自粛と叫んでいるだけにしか見えない小池都知事だが、やるべきことは他にも沢山あるはずだ。

   さて、このところの現代の方針は、「常識を疑え」というもののようだ。今週は「顔を洗ってはいけない」という特集だが、目から鱗とはこのことである。

   日本は洗顔の国である。だが、欧米諸国では60歳を過ぎたら顔を洗ってはいけないというのが常識で、ドイツには「洗顔」という単語自体が存在しないそうである。なぜなのか?

   大仁田亜紀によると、肌の表面は角質と呼ばれる層で覆われていて、これが水分を保持したり、皮脂の量を調整したりする重要な役割を果たしているそうだ。

   だが強くこすると角質は簡単に剥がれ、乾燥、肌荒れ、湿疹、ニキビの原因になるという。

   「そもそも皮膚は0.02mmと極めて薄く、繊細な組織です。そこからさらに角質が落ちて肌が薄くなることで、汚染物に触れた場合に炎症などを起こす可能性が高くなってしまいます。代表例としては花粉やPM2・5、黄砂といったものが挙げられます」

   角質は本来、落としてはいけないものだという。

   洗顔料に含まれている「旧表示指定成分」、代表的な「エデト酸塩」は皮膚炎の原因になると考えられていて、使用を控えるべきだという。

   そもそも、多くの添加物が使われている洗顔料や石鹸が広く流通しているが、「アメリカでは'16年に薬用石鹸の製造・販売が禁止されました」(藤田絋一郎東京医科歯科大名誉教授)

   ショックなのは、私がよくやる、入浴中にシャワーを顔に直接噴射して洗うというのは、ムチンという眼球の表面に存在する潤いを保つ成分が流されてしまって、角膜が傷つきやすくなるというのだ。

   また熱い湯で顔を洗うのは油分を奪ってしまい、冷たい水だと、高齢者は血管が急に収縮して血圧が上昇し、心筋梗塞などを起こしやすいそうだ。現代曰く、「60を過ぎたら面の皮は厚くしておけ」。なるほどな~。

議員辞職する河井克行・元法相買収事件の闇

   公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われていた元法相で衆院議員・河井克行被告(58)が3月23日、無罪主張から一転して地元議員や首長らへの買収を認め、議員辞職する意向を表明した。

   「独房で自問自答を繰り返し、逃げることなく認めることが、支えてもらった支持者への責任の取り方だと考えるに至った」(朝日新聞3月25日付)としたが、自民党から流れた1億5000万円の選挙資金の問題を含め、解明されなければならない闇はまだまだある。

   河井から150万円もらっていたことが発覚して辞職した中に天満翔典三原市長がいた。

   アサヒ芸能で、広島のヤクザ・三代目侠道会の弘田時秀相談役が、この天満と組んで市の公共工事で儲けていたのは、「一心グループ」の眞田惣行名誉会長(3月16日に死去)だと激白している。

   弘田相談役がいうには、河井の妻・案里が参院選に出る前にも眞田から、案里の対立候補である溝手顕正のスキャンダルが何かないかと聞かれたこともあったという。

   「河井事件の根本にあるのは、安倍の溝手嫌い。単なる人間の好き嫌いです。そこに自民党の派閥争いが加わり、この広島に持ち込まれた」(弘田相談役)

   政治の裏を知り抜いているのはヤクザなのかもしれない。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】

   今週はGⅠ高松宮記念。1200mの電撃戦だが、有力馬が得意にしているのは1400m

   までだから、やや難解なレースである。1番人気はレシステンシアだろう。三冠馬デアリングタクトを最後まで苦しめた実力は本物だと思う。距離と16番枠、ジョッキーの浜中が初騎乗というのが気がかりだが、モズスーパーフレアの2番手で折り合えば、ぶっちぎる可能性は十分にある。対抗もやはり距離実績はないが、必ず最後はいい脚を使うインディチャンプ、単穴はNHK杯でレシステンシアを負かしたラウダシオンにした。△はサウンドキアラ、ダノンスマッシュ、ダノンファンタジー、逃げ切りまであるモズスーパーフレアまで。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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