福島で聖火リレースタート、121日かけ全国回る 海外からはワクチン未接種を理由に批判も

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   東京五輪の聖火リレーは昨日3月25日(2021年)、福島県楢葉町のJビレッジをスタートした。出発式では、公式アンバサダーで女優の石原さとみさんが「目標があるということは生きる希望になる」と、聖火ランナーの方たちの思いを伝えた。同じく公式アンバサダーのサンドイッチマンも「被災地を見てほしい」(伊達みきお)、「五輪パラリンピックをやるんだという気持ちに火がつけばいい」(富澤たけし)と語った。

   9時40分にスタートしたリレーの第一走者はサッカー女子日本代表のなでしこジャパン。福島のチームで5年間プレーした丸山桂里奈さんは「いろいろな方に感謝して走りたい」と思いを語った。いわき市が舞台の映画「フラガール」にも出演したしずちゃん(南海キャンディーズ)も「楽しかった。フラガールでお世話になった。今後とも力になれることがあれば呼んでいただきたい」。

   聖火はランナーそれぞれの思いを乗せ、全国859の市区町村を121日間かけて回る。番組では「立ち直っている人にも目を向けて欲しい」という高校生の大和田朝斗さん(16)、双葉町で今も避難している子どもたちの写真と一緒に走った小学校校長の泉田淳さん(61)、64年東京五輪では随走者を務め、今回57年越しに聖火ランナーとなった橋本正夫さん(71)ら、一般ランナーの声も紹介した。

沿道の応援は声出しや密集禁止

   聖火リレーの応援は、新型コロナの感染拡大を防止するため、居住地の都道府県以外は控える、拍手や配布グッズで応援、前後左右に適切な距離をとるといったルールのもとで行われるが、海外ではNBCが「この火は鎮火されるべきだ。誰もワクチン接種を義務付けられていない」という元アスリートの大学教授の意見を掲載するなど、批判も出ている。

   MCの加藤浩次「紆余曲折あったが、走っている人を見るといろいろな思いがあるんだなと思う」

   菊地幸夫(弁護士)「聖火リレーをやるということは、多くの人の人生に影響を与える。活気を与えるとかいろんな意味があった」

   ナヲ(マキシマムザホルモン)「被災地に目を向けることが被災地の力になる。今から10年後、笑顔で振り返りたい」

   近藤春菜(お笑い芸人)「いろんな思いを乗せて聖火がつながっていく。走ると決めた方に沿道の方がどう協力するか」

   犬山紙子(コラムニスト)「走る人の気持ちに応えるには対策が必要」

   菊地幸夫「(NBCの批判は)正しい批判ではある。感染防止に万全を期する必要がある」

   加藤浩次「まずは一人一人が丁寧に感染対策することが大事」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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