きょう25日(2021年3月)のあさイチは「春休み子どもお悩み相談」ということで、博多華丸・大吉キャスターが子どもたちから寄せられた悩みに答えた。
4月から小学6年生になる大阪府の宮崎貫太くん(11)の悩みは「体育がある日も学校に行きたくなるにはどうしたらいいか」。体育の授業が嫌いなのだという。
貫太くんが体育を嫌いになり始めたのは小4の時、周りとの体格の差が出てきた頃だ。
貫太くん「いつも友達の方がボールを使ったりするのが上手くて」
昨年(2020年)9月には、跳び箱での台上前転の授業で、勢いが足りず頭から落ちてしまったという。幸い大きなけがにはつながらなかったが、体育の授業がさらに憂鬱になった。
貫太くん「自分だけが置いていかれている感じがします。楽しくできるコツと、体育が好きになれるように励ましてほしい」
「運動神経悪い芸人」大吉「運動できないのは恥ずかしいことじゃない」
「運動神経悪い芸人」として知られる大吉キャスターが答える。
「おじちゃんもあんまり運動はできないんですよ。大人になって思うのは、自分ができないことが恥ずかしかったりしたのね。恥ずかしいからやだなと思っていたけど、冷静に考えたらそんなに恥ずかしいことでもないのよね。周りってそこまで僕のことを見てないし、一瞬は『お前遅いな』とか、『下手だな』とか言われることあるけどその時だけで、それ以外の時間は違うことをやっていたから、そこまで周りの目は気にしなくていいのかなと思うけどね」
華丸キャスター「僕は体育しか好きじゃなかった。残り全部嫌いだったから、(貫太くんを)尊敬します。かと言って(体育は)そんなに得意でもなかった。けど楽しくやってたかな。ドッジボールも絶対(ボールが)取れんけど取りに行く。で、当たって外野からはしゃぐみたいな。できなくても楽しむことはできるから」
「同い年の子たちで集まって運動するなんて、人生の中で今しかない」
Eテレ「おかあさんといっしょ」で、2019年まで体操のお兄さんを務めた「よしお兄さん」こと小林よしひささんからもアドバイスが寄せられた。
よしお兄さんは小さい頃から運動神経抜群だったかと思いきや、「球技がそんなに得意ではなくて、ドリブルが上手くできないとか、サッカーのシュートをしても飛んでいっちゃうとか、『上手くいかないな』『うー』ってなることはありました」という。
苦手な分野もありながら体操のお兄さんとして活躍したよしお兄さんが、運動好きになるためのヒントを教えた。
よしお兄さん「簡単な目標でいいので立ててみて、それを達成する。例えば50メートル走、1分でいいよって言われたら頑張れそうな気がしない?次は55秒にしてみよう、できた、達成した。こうやって小さな目標を繰り返して達成していくと、もしかしたら楽しい体育が待っているかもしれません」
大吉キャスター「体育ってきっと楽しいものなんですよ。同い年の子たちでみんなで集まって1時間くらい運動するなんて、人生の中で今しかないしね。楽しまなきゃ損するよっておじちゃんたちは思うから。華丸さんが言ったみたいにできないけど外野ではしゃぐとか、僕も誰よりもドリブルとかできなかったけど、『僕ができないからみんなが上手く見えてるんだよ、僕のおかげだよ』っていうぐらいの気持ちでいたんでね、少しでも前向きに体育ができるといいなと思います」