きょう24日(2021年3月)のあさイチは、ステイホームで気になる家の汚れをスッキリ落とす「スポンジ」特集だった。
水あかや油汚れなど、さまざまな汚れに効果を発揮する「メラミンスポンジ」。掃除に大活躍しているという家庭は多いだろうが、「間違った使い方をされている方も多いということで、注意点をお伝えしていきます」(中川安奈アナウンサー)。
洗面台やシンクは要注意! 素材に傷が付き汚れやすくなる
家の中には、メラミンスポンジを使う際に注意が必要な場所やものがある。
まずは鏡だ。掃除のプロ・大津たまみさんが解説する。「曇り止め加工をしてあるものは使うことができません。されていないものであれば使えますが、強くこすってはだめです」
中川アナ「同じ理由で、窓ガラスも△ということになります」
次に洗面台。「メラミンスポンジは削る道具だということをしっかりと頭の中に入れてください。どうしても汚れがこびりついた時に、その部分だけ使うのはいいんですが、毎日普通のスポンジのように使ってしまうと、どんどん素材に傷が付いて汚れやすくなります」(大津さん)。同じ理由でシンクも△だ。
冷蔵庫も△だ。「表面には使わないでください。つるっとした光沢があるものに対してメラミンスポンジを使うと光沢がなくなってしまいます。冷蔵庫を開けて、中のゴムの部分はメラミンスポンジが得意な分野なのでOKです」(大津さん)
皮ふの汚れには絶対使わない! やけどや傷の報告も
メラミンスポンジを絶対に使ってはいけない場所やものもある。まずは木製の家具やフローリングだ。
大津さん「木製品にはワックスが塗られていることがあり、メラミンスポンジでワックスをはがしてしまいます」
漆の食器もNGだ。「漆塗りにメラミンスポンジを使うと、漆の部分がはげてしまいます。ツヤがある高級な食器などにも使わない方がいいです。茶渋が付いてしまった湯のみなどはメラミンスポンジの得意な箇所ですが、これも毎回使ってはだめです。茶渋がこびりついた時だけ使ってください」(大津さん)
車もコーティングがはげてしまうためNG、テレビなどの画面も傷付くおそれがあるため使わない。
皮ふにも絶対に使ってはいけない。「メラミンスポンジで肌をこすると摩擦が起きてやけどの状態になってしまいます。絶対にやらないでください」(大津さん)
中川アナ「実際に顔や体に付いたペンを消そうと、メラミンスポンジを使ってやけどや傷になったという事故もありますので、本当にお気を付けください」