停留所にとまったバスが横断歩道をふさぐ、見えにくくするといった危険バス停が全国に1万195カ所あることが、国土交通省の調査で先週(2021年3月中旬)わかった。
横浜市でバスのうしろにいたオートバイのドライブレコーダー映像は、横断歩道そばのバス停にとまったバスの陰から歩行者が飛び出し、あわやの一瞬をとらえていた。京都市では、乗客を降ろす最中のバスを追い抜こうとした乗用車の前に突然、女子学生が飛び出し、危うく車が止まった。
バス停廃止や移転、道路拡張も考えられるが...
東京都大田区にあるバス停すぐ隣の横断歩道では、バスがようやくよけて停まったが、後続の乗用車が歩道上にのっていた。片側一車線、近くには保育園もある。「危険を感じる」(女性住民)、「ぎりぎりまで見えない」(対向車のドライバー)という状態だ。
司会の羽鳥慎一「昔は危険でなかったが、今は危険な所もある」
対策としては、バス停の廃止や移転、道路の拡張も考えられるが、住民から反対意見が出ることもある。
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「注意喚起のシステムを何か作れないものか」
浜田敬子(元AERA編集長)「看板やミラーで応急措置も考えて。バス自体も、いまの大型でいいのか。小型にできるのではないか」
自治体やバス会社は何をしている? 放置せず、積極的に動け。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト