「私が走ると感染が広がる」黒木瞳さん聖火ランナー辞退に称賛の声!「直球の正論だ」「スケジュール云々の嘘を言わず、清々しい」「五輪中止の輪が広がることを祈りたい」

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   東京五輪の聖火ランナーに選ばれていた俳優の黒木瞳さん(60)が、「自分が走ると、沿道に人が集まり感染が広がる」と心配して聖火ランナーを辞退していたことが3月23日(2021年)わかった。朝日新聞やNHK、読売新聞など多くのメディアが報じた。

   ネット上では「直球の正論だ」「スケジュールが合わないなどと言い訳を言わず、清々しい」と称賛の声が巻き起こっている。

  • 黒木瞳さん(2010年、(C)Disney )
    黒木瞳さん(2010年、(C)Disney )
  • 黒木瞳さん(2010年、(C)Disney )

「この直球正論、誰が最初に言うのか待っていました!」

   黒木さんは5月に福岡県内を走る予定だった。しかし、福岡県によると、3月に入り、所属事務所から辞退の申し出があった。「聖火リレーで自分が走ると、沿道で密集した状態になり、感染防止対策が困難になるので、辞退することになった」という。福岡県は慰留したが、折り合わず、3月22日に正式に辞退が決まった。

   黒木さんは福岡県八女市出身。県実行委員会が推薦し、2019年12月に走者の内定が発表された。福岡県では「福岡県のシンボリックな方で残念としか言いようがありません」と話しているという。

   ネット上ではこんな称賛の声が起こっている。

   「沿道に観衆が集まることを黒木さん側が心配。この直球正論、誰が先に言うのか待っていました。黒木瞳さんになったか。素直に尊敬します」

   「スケジュール云々という言い訳が突然ゾロゾロ出始めて、嘘くさかった。スケジュールはずっと前からわかっているはず。黒木さんのハッキリした性格がよくわかる。正直に言ったのはとても評価できる。こういったストレートな辞退理由を察する民衆が大勢いればいいと思うが」

「有名人が田んぼを走るより、ドローンを飛ばせばいい」

   「有名人は田んぼの中を走ればいい、なんて乱暴な発言もあったよね。黒木さんの純粋な気持ちだと思いますし、日本人の思いを、勇気を持って示してくれた。この行動を政府と組織委員会はきちんと見て欲しい」

   「沿道に観衆が集まることを黒木さん側が心配したためという。至極真っ当な考えですね。もともと著名人を聖火ランナーとして走らせるのは、沿道への人寄せ目的に他ならず、沿道での密を避ける呼び掛けと真っ向から矛盾する。五輪開催に向けた雰囲気醸成に寄与したいと思う著名人は多いかもしれないが、それによって市民の間での感染拡大を助長する可能性についても熟慮していただきたいものだ」

   そもそも有名人を走らせるのは矛盾しているという声が多かった。

   「箱根駅伝の沿道、酷かったもん。芸能人ならあの何倍、何十倍の人が集まるのは必至だからね。来ないでください、テレビで見届けてください、っていくらお願いしても人が殺到する。有名人を走らせるのは矛盾している」

   「そもそも聖火ランナーのイベントはナシにしたらいいのに。どうしてもやりたいのなら、カメラ搭載のドローンを飛ばしてリレーしたらいい。コロナ下でどうしてもオリンピックをやりたいのなら、安全確保のためのハイテク開催にしないと」

   最後にこの声を紹介したい。

   「黒木瞳さん、賢明な判断です。国民にオリンピック中止の輪が広がることを祈ります」(テレビウォッチ編集部)

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