「1都3県の緊急事態宣言が解除され、羽田空港には旅行客が大幅に増えています」と司会の羽鳥慎一が伝える。きのう22日(2021年3月)午前7時。「いつも行っている北陸へ行きます。宿泊は金沢。毎年行っているんですけど」と高齢の男性。同年代の男性も「きのう解除ということになったので急きょ行こうか、ということで」と笑顔だ。
日本航空によると、きのうの国内線の搭乗者数は約4万5000人。緊急事態宣言中の月曜日の平均の2.5倍だ。特に沖縄便が増えている。全日空もきのうの搭乗者数は5万~6万人、緊急事態宣言中の1日当たりの平均の2倍。今週末は1日7万人が見込まれている。
年度末は転勤、入学...移動が多い
羽鳥「緊急事態宣言が2カ月半続きましたから気持ちはわかりますが、人出が大幅に増えました」
青木理(ジャーナリスト)「『宣言疲れ』や『宣言慣れ』もあり、こういう風になってしまいますよね。僕も本当に旅行したいし、実家の両親に会いたいという人も多いと思います。これが結果的に第4波になると、ゴールデンウイークあたりに感染が広がり、飲食店や旅行業者の方々が苦しいことにならなければいいなと思いますが」
羽鳥「状況が良くなった結果の解除ではなくて、というところを認識しなければいけないですよね」
中室牧子(教育経済学者)「3月は年度末なので転勤や入学など移動が多い。人の移動が感染を拡大するということを考えますと、4月に一斉移動するという日本の企業の働き方を改めていかなければと思いますね」
羽鳥「変異ウイルスの影響もありますので、宣言は解除しましたが、今までやってきた対策をさらに徹底しなければなりませんね」