1都3県の緊急事態宣言はきのう21日(2021年3月)で解除された。司会の加藤浩次は「小池都知事は(ここからは)リバウンド防止期間で、段階的に解除していくとおっしゃっていましたけど、これなかなか難しいねぇ...」と顔をしかめた。秋葉原、原宿、新宿などを始め、観光地でも首都圏からの人出が急増しているからだ。
おととい20日土曜日の静岡県の熱海温泉にはすでに多くの観光客の姿があった。1月9日土曜日と比べ、32.1%増だ。シュークリーム屋店長は「卒業シーズンということもあって、若い方が多いです」。また、ひもの屋の代表も「緊急事態宣言の直後はかなり人が減りました。2月くらいから若い人がすごく出てきた。コロナの前と変わらないくらいです。抑えられた分、反動で出てきちゃったのかな」と話す。
沖縄は第4波の懸念、専門医「3密避け、マスクなしは避けて...」
そして同様に観光客が増えている沖縄県では、第4波が懸念されている。県によると、会食などによる若者の感染のほか、県外から訪れた人たちが感染するケースも増えているという。那覇市の国際通り近くにあるホテル代表は「このままダラダラと(感染者が)増え、次のかき入れ時のGWがまたダメになってしまうととても困ります」と不安を口にした。
加藤「宣言が解除されて、『ちょっとは出たいな』って気持ちが正直、僕にもある。みんな、どうしたらよいのかちょっと分からない状況になっていると思うのですが」
日本感染症学会指導医の水野泰孝医師「外出をしてはいけないということではない。3密と呼ばれるところで行動を起こさないことが非常に重要です。食事の時だけでなく、喫煙時や給湯室でお茶を飲む時など、マスクなしで至近距離で会話することはとにかく避けてください」
そんな中、東京大学大学院の仲田准教授らが気になるシミュレーションを発表した。経済活動を1か月ほどかけて去年(2020年)秋レベル(Go Toなどが行われていた時期)に戻した場合、東京都の新規感染者数は5月第2週ごろには1日1300人を超えるというものだ。また、仲田准教授によると、ある程度活動を抑えても、6~7月ごろに700人くらいでピークがくる可能性があるという。
加藤「経済活動とコロナ対策の微妙なさじ加減...」