「花見は自粛を」要請どこ吹く風、桜の名所で止まらぬ大迷惑行為は、我慢の裏返し?

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   「1都3県の緊急事態宣言の解除を控えた週末、都内のサクラの名所では大勢の人が集まり、禁止エリアで宴会をしたり、酔っぱらって大騒ぎしたり、迷惑行為も見られました」と司会の羽鳥慎一が伝えた。

   おととい20日(2021年3月)、目黒区の目黒川のサクラも見頃だったが、「ぜひ、目黒川のお花見の自粛を強くお願いしたいと思います」と看板を持って訴えていたのは目黒区の青木英二区長だ。柵には紐や黄色のテープを張り、立ち入り禁止に。それでも、その中に入り写真を撮ったり、飲食したりする人も少なくない。すると、警備員が走ってきて注意するが、いたちごっこだ。

   あたりが暗くなると、さらに増える。禁止地域で酒を飲んでいるカップルに「目黒区がなるべく来ないでと言っているんですが」と話すと、女性が「だけど、サクラが呼んでいるんだよ」

上野公園は宴会禁止エリアで次々と宴会、警察官も出動だ

   午後9時半を過ぎると、近くのマンションの敷地内で宴会だ。飲んだ後は酒缶、食べ物、大量のゴミを置き去りにしたまま帰っていく。近所の人は「みんなポイポイ、置きっぱなしで」「ペットボトルなんか、そのまま。コロナがうつったら怖いですよ」と怒っている。

   上野公園も「飲食や酒類を伴う宴会は禁止」とされているが、次から次に酒やつまみを持った人たちが宴席禁止のエリアに入っていく。そこへ20人以上の警察官がやってきた。宴会をしている人たちを注意するために公園内をパトロールをしているようだ。飲んでいた女性の1人は「夜8時を過ぎて、店は終わったけど、飲み足りないので、ちょっとここへ来ました」

   羽鳥「宣言解除直前のことでしたが、いままで我慢していて、ちょうどサクラも咲いたので、気持ちはわかりますが、こういうところで気を付けないと、5月ごろに大変なことになるのかなと思いますけど」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「ただ、花見は外なので、マスクしておれば、大丈夫と思いますが。サクラぐらいは見せてよ」

   羽鳥「でも、ロープの中に入ったりするのは、我慢しましょうよ」

   静かな花見で終わりにするのが、なかなか難しいところだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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