3月9日（2021年）、小泉進次郎環境大臣が突然口にした使い捨てプラスチック製品の有料化。コンビニなどで無料で配られているスプーンなどを来年4月から有料化することで、プラスチックごみの減量を目指すというが、いったいどんな製品が対象なのか。
「グッとラック」では有料化される製品を予想するとともに、手軽に持ち運べるおしゃれなマイ箸やマイスプーンなどをスタジオで紹介した。
グッズ紹介シーンでは、スタジオが通販番組風に
コンビニについてみてみると、カレーなどに使うプラスチックスプーン、パスタ用のフォーク、ストロー、デザートスプーンの他、コーヒーのマドラーやコーヒーカップのフタも使い捨てプラスチック製品のため、有料化される可能性がある。
ホテルで無料配布されているアメニティにもプラスチック製品は多い。歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシ、シャワーキャップの他、ホテルによっては綿棒も持ち手がプラスチックのため有料化される可能性があるという。包んでいる袋がプラスチックという製品も多い。
有料化しない事業者に対し、政府は50万円以下の罰金を科す方針だが、なぜここまでするのか。番組がプラスチックリサイクル事業を行うエム・エム・プラスチックを取材すると、倉庫の中には家庭から出た大量のプラごみ。今は新型コロナの影響で10%ほど増えていて、1日に30トンほど処理している。
日本人が排出するプラゴミは1人当たり年間32キロとアメリカに次いで世界２位の多さ。2050年には海にいる魚より、海にあるプラスチックゴミの量が多くなるという。
はたして有料化でプラごみは減るのか。ゴミ収集員としても働くお笑い芸人、マシンガンズの滝沢秀一さんは「有料化賛成。レジ袋も有料化になって良かった。その辺にレジ袋をポイ捨てする人は少なくなった。欲しい人はお金出して買えばいい」と語る。
キャスターの立川志らく「有料化で困ることはない。日本人は真面目でレジ袋もみんなマイバッグ持ってくる。ただ、これだけだと根本的に解決できないので考えることが重要」
メインコメンテーターの田村淳「レジ袋で効果があるというのがわかったらこれもやっていい」
上地雄輔（タレント・アーテイスト）「減らすことが目的だった。有料化すればなんでもいいのか考えちゃうときがある」
スタジオではポータブルカトラリーセットや洗えるストローなどのグッズも紹介された。
組み立て式のメタルカトラリーセットには「うわー、便利」と歓声があがったが、志らくは「でも8千いくらするんでしょ」と冷たい声。
アンミカ（タレント）はマイスプーンカバーを紹介したが「ボタンを外すと中を洗うこともできるんです。しかもお値段418円」と番組は一気に通販風に。フワちゃん(YouTuber芸人)も負けじとスターバックス発売のシリコンストローを「この棒を中に入れて洗うと、すごくきれいになりました。お値段今だったら990円」と笑顔で紹介していた。