タレントの渡辺直美さん(33)が、東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出責任者から容姿を侮辱する内容の演出を提案されていたことについて3月18日(2021年)に、所属の吉本興業を通じてコメントを発表した。ネットでは「さすが渡辺直美さん、大人の対応です!」と称賛の声が集まっている。
吉本興業の公式サイトに掲載されたコメントの全文は次の通りだ。
《オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響でオリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。 表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております》
「ひとりの人間『渡辺直美』として表現していきたい」
そしてこう続ける。
《実際、私自身はこの体型で幸せです。 なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。 しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。 私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います》
ネットではこんな応援エールが相次いでいる。
「渡辺さんが一番大人の対応だし、この状況でコメントを出せるのも本人が世界的に活躍できている証拠かも知れない。ただ、本人からしたらえらい迷惑だし、名誉毀損で訴えてもいいくらいだと思います。五輪組織委もこの演出家を変えて終わりではなく、きっちりした対応をしてください。このままでは悪いイメージしか残らない最悪な五輪になる」
「娘くらい年下の彼女に大人の対応をされて、このオッサンも恥ずかしい限り。まぁ彼女もお笑い芸人だし、自分の容姿をいじられることにはすっかり慣れっこになっているのかもしれませんが、余裕だね。この先、アメリカに行っても大きく羽ばたいてください」