「有権者ハラスメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。有権者の女性議員に対するハラスメントなのですが、全国の女性議員が告発しています。地方議会に占める女性議員の割合は14・3%(2020年時点)と少ない原因の一つが、この有権者ハラスメントと言われています」とキャスターの国山ハセンが取り上げた。
「グッとラック!」が3人の女性議員に実態を取材したところ、これが実にひどい。街頭演説中に抱きつかれた、握手した手を離さない、自宅を特定されたなんていうのは日常茶飯で、塩村文夏参院議員は「セクハラの嵐ですよ。おそらく、多くの女性候補者、女性議員が経験しているはずです」と話す。塩村議員も「街頭演説中に男性が近づいてきて、異様に手を触ってきたり、お尻を触られたりしました」
東京・町田市の東友美市議は当選後もこんな目にあった。「『おれ飲んでるからすぐ来い。来ないと次の選挙で他の人を応援しちゃうぞ』と呼び出されて、お酒を注がされて、『結婚しろ』『おれの子どもを産め』と絡まれました」
個人情報公開している自治体も
東京・港区の柳澤亜紀区議は女性からもハラスメントを受けた。「その顔とスタイルで票を取ってるんだとか、露骨なものもありますね」。男性からはSNSで「スカート・スーツ姿たまりません」「一人の女性として♡(ハートマーク)させてください」とメッセージが送られてきたり、自宅や議会周辺まで付きまとわれたりしている。立候補届を出すときに、自宅住所や電話番号の公開を義務付けている自治体もあって、有権者はかなりの個人情報を知ることができるのだ。
若林「票を少しでも多く欲しいから、なかなか断れないということです」
木嶋真優(ヴァイオリニスト)「住所を公開しなければならないとは......。もっと人権が守られるべきですよね」
キャスターの立川志らく「わけわかんない人もいるから、こういうことをしたら捕まってしまうんだということをわからせないとなくならないですね。法律で厳しく!」
ハラスメントをするようなバカ有権者は、本当に投票に行ってるかな。