世界初、新型コロナ"抗体"を持った赤ちゃんがアメリカで誕生 妊娠36週の母親がワクチン接種で

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   連日取り上げている新型コロナのワクチンの話題について、きょう18日(2021年3月)の番組で司会の小倉智昭が「これはぬか喜びしていいニュースなのか、ちょっと微妙ですが」と伝えたのは、アメリカでワクチンを接種した母親から生まれた赤ちゃんに新型コロナの抗体が確認された、という話題だ。

   「とくダネ!」は赤ちゃんが誕生した米フロリダ州の病院を取材した。母親は妊娠36週の時にモデルナ製ワクチンの接種を受け、その3週間後の今年1月(2021年)、女の子を出産した。母子ともに健康だという。小児科のポール・ギルバート医師は「母親が接種を受けたワクチンの抗体が、赤ちゃんに引き継がれて生まれたとみられます。我々が知る限りこれは世界初のことです。赤ちゃんが抗体を持っていることに母親はとても喜んでいました」と話していた。抗体のレベルや持続期間などは今後調べる必要があるとしている。

   赤ちゃんの抗体については「イスラエルでも、妊娠後期の妊婦20人にファイザー製ワクチンを接種したところ、赤ちゃん全員から抗体が確認されたという研究結果があるそうです」と立本信吾アナウンサーが伝えた。

抗体の持続期間は6カ月程度

   川崎医科大の中野貴司教授によると、インフルエンザなど他のワクチンでも母から子へ抗体が引き継がれたという報告があるというが、多くの場合、抗体の持続期間は6カ月程度という。

   妊婦へのワクチン接種について、厚生労働省は「まだ十分なデータがそろっていない」として、優先接種の対象には含めていない。イギリスも「情報がそろうまで妊婦はワクチン接種を受けるべきではない」というスタンスだが、3万人以上の妊婦について調査したアメリカの疾病予防管理センターによると、安全性に問題は確認されていないという。

   小倉「生まれた赤ちゃんが抗体を持つことの弊害はないのでしょうか」

   昭和大の二木芳人客員教授「新型コロナのワクチンによってつくられた抗体に関しては、リスクはないようです」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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