ブタの仮装させて「オリンピッグ」 ダジャレのような五輪開会式案に非難殺到

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   キャスターの若林有子アナが、「驚きのニュースが入ってきました」と見せたのは、けさ18日(2021年3月)の「サンケイスポーツ」1面だった。「見出しに、『また東京五輪大混乱 女性侮辱騒動』とあります。さらに、『式典を統括する佐々木氏の開会式案 渡辺直美にブタの仮装させてオリンピッグ』と続いています。どういうことでしょうか」

   東京オリンピックの企画・演出統括の佐々木宏氏は去年(2020年3月5日)、開会式などのプランニングチームのメンバーに、タレントの渡辺直美さんを宇宙人家族が飼っているブタに見立てて登場させるという案をLINEで提案していたという。メンバーから批判が相次ぎ撤回したが、きょう未明に謝罪文を発表し、辞意を表明した。

   キャスターの立川志らく「酒かなんか飲んでて、こんなのどお? と仲間内のギャグで流したのかもしれないけど、センスなさすぎですよ」「こんな企画出す人にオリンピック任せたくないわね」

   髙橋知典(弁護士)「そうですよね。身内(同士)であったとしてもねえ」

   志らく「森前会長の発言もそうだし、エンブレムの盗用もそうだし、なにか、日本ってオリンピックやる資格あったのかというくらい情けないことが立て続けに起きますね」

容姿に対する蔑視との指摘も

   木嶋真優(ヴァイオリニスト)はサンスポの見出しも問題視した。「気になるのですが、これは『女性蔑視』ではなくないですか。容姿に対する蔑視です。ふくよかな男性に対してでも蔑視です。女性蔑視という言い方は、本当に女性蔑視のときに使っていただかないと......」と厳しい。安易に女性をくっ付けたような言い方は、かえって女性に対する差別や蔑視を助長させるという指摘だ。

   もう一つ気になったのは、スポーツ各紙のこの記事は、きのう17日に配信された「文春オンライン」が情報元なのだが、「グッとラック!」はそのことに一言も触れなかった。出演者たちが以前から「週刊文春嫌い」を公言しているからなのだろうけれど、メディアとしてフェアじゃない。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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