政治の思惑先行? 1都3県知事「ワンボイス」まとまらず 田﨑史郎「小池さんがポイント」

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   今度の日曜日の21日(2021年3月)が期限となる新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除について、1都3県の「ワンボイス」に乱れが起きている。「きのう15日、4人の知事がそれぞれ発言していますが、温度差があります」と司会の羽鳥慎一が伝えた。

   神奈川県の黒岩祐治知事は「私は解除の方向がいい。延長されても皆さん我慢をしきれない感じがする。ここはいったん解除して、その後に段階的に規制を緩和、そして最終的には政府が判断することだと思う」

   埼玉県の大野元裕知事は「陽性者が上がっているので、少なくとも今の段階では政府に対し解除の要請をする状況には至っていない。今後(期限まで)1週間あるのでここを丁寧に見ていく」

   千葉県の森田健作知事は「解除したらリバウンドを考えなければならない。特に今は変異型も出てきているので段階的にうまく解除していかなければ」

   一方、東京の小池百合子知事は「(宣言解除に向けて)東京都は検査・調査をより強化している。さらに医療提供体制を拡充するために病床数の確保を進めている。医療従事者の負担を減らす行動をしてほしい」と明確な意思を示していない。

政府は18日にも「解除の方向」を決めるが...

   羽鳥「知事の間で意見が分れています」

   政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は「小池さんは何とか1都3県をまとめたいと模索されているようですが、2週間前の延長の際にまとまらなかったので、まだ意思表示できない状況のようです。政府の方はあさっての木曜日18日(2021年3月)に解除する方向を決定するつもりです。そのためには今日、明日に判断しなければならない。小池さんがどうされるかがポイントになります」

   羽鳥「どうしそうなんですか」

   田﨑氏「冷静に考えると、まとまらないんで、政府と同じような見解になっていくんじゃないかという気がするんですが、断定できる自信はありません」

   青木理(ジャーナリスト)「データに基づいて判断するのが本来だと思いますが、正直言うと、政治的な思惑がチラチラ見えて、どうなるのかと思ってしまう。2週間前の延長についても、先手争いというか、政治的パフォーマンスみたいなところがあった。今回もどうなのかな、という感じ」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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