千代(杉咲花)には、良いお母ちゃんになって幸せになってほしいと本気で願う父・竹井テルヲ(トータス松本)。千代に女優を辞めさせようと考え、向かった先は鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)のもとだった。
テルオ「千代をクビにしてほしい。主役になれへんのやったら、先は見えてる。座長の嫁としていいように働かされたら人生を棒に振ってしまう」
大山「千代は、うちの大事な商品だす。あんさん、なんもわかってはれへんわ」
「あんたの娘は、ええ役者や」
テルヲは、納得がいかず、千之助(星田英利)のいる居酒屋・水月を再び訪ねてお願いする。
テルヲ「千代をしごいて、役者を辞めるように仕向けてほしい」
しかし千之助は千代が脇役ばかりなのは、自分が輝くのではなく相手の魅力を引き出すことができるからで、まるでお月さんみたいな役者だという。
千之助「あんたの娘は、ええ役者や」
一方、鶴亀家庭劇の評判を聞きつけ、東京の演劇雑誌「演劇月報」から取材依頼が舞い込む。
記者とカメラマンが取材にやってくるのだが...。
(NHK総合あさ8時放送)