「ゴール見えない」のに宣言21日で解除か...「もう効かない」「打つ手がない」発言も

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   新型コロナ緊急事態宣言で多くの飲食店が夜8時で閉店する首都圏。しかし夜9時半の東京繁華街をみると、アルコール飲料を手にした若者の姿が目立ち、中には通りをふさぐほどの人混みや、路上に座り込んで飲み会を開いている姿も。路上での飲酒は「路飲み」や、「ストアル(ストリートアルコールの略)」と呼ばれている。番組が直撃すると「今まで朝まで遊んでいた。我慢が限界」「昼間飲んだら一緒」などの声が。

   自粛疲れは夜だけではない。3月10日(2021年)の衆院厚労委では新型コロナ分科会の尾身茂会長が「昼間の飲食(昼飲み)が少しずつ増えている。食を介しての感染が増えているのは間違いない」と発言。実際にここ1週間の東京都の新規感染者数は300人前後に抑えられてはいるが、人数は前週を上回るなど、下げ止まりの傾向がみられる。

橋下徹「だらだら対策しながら、増えたら急ブレーキを」

   しかし政府は、病床使用率がゆるやかに改善方向にあるとして、予定通り21日で緊急事態宣言を解除する方向で検討を始めた。その一方で関係閣僚や主要メンバーが「宣言はもう効かない」「もう打つ手がない」と発言したという報道も流れている。この状況で緊急事態宣言解除しても、本当に大丈夫なのか。

   キャスターの立川志らく「所用があって新宿に出かけたがものすごい人出。緊急事態宣言というのはなんなんだろう。本当に感染者を2桁1桁にするんだったらやることはあるはず」

   メインコメンテーターの田村淳「マスクしての集まりがなんとなくOKになってきていて、政府からのアナウンスが何もない。路飲みがとがめられなかったら、連鎖してやってもいいということになる。悪いとは言い切れない」

   月曜レギュラーの橋下徹(元大阪府知事)「日本の感染対策は成功ではないか。この状況で成功ではないというならどこまで目指すのか。だらだら対策しながら、増えたら急ブレーキがいい」

   北村義浩(日本医科大教授)「解除はやぶさかではないが、今は去年11月第1週のレベル。これからお花見や歓送迎会、春休みがあるので昨年12月と状況は同じ。リモートワークやメリハリのある対策について評価をする必要がある」

   橋下徹「政治家は宣言出してやったつもりになっている。これでよしとするのか、もっと厳しくするのかゴールが見えない。具体的な対策を議論しなければいけない」

   北村教授「ビフォーコロナには戻れない。アフターコロナでどんな社会を目指すのか、社会学の先生も入れての検討が必要」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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