「天国と地獄」連続殺人の「切なすぎる真相」はすべて日高の作り話?「日高は何度も入れ替わっている」「いや、陸の狂気の表情が怖い」「最終回のドンデン返しはスマホの中に」

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   綾瀬はるかと高橋一生がW主演するドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)第9話(最終章)が3月14日(2021年)に放送され、彩子(綾瀬はるか)と日高(高橋一生)の入れ替わりが元に戻り、連続殺人事件の謎が次々と明らかにされた。

   ネット上では「展開が切なすぎてつらい」「こんなに哀しい真相だとはーー!」という感想が相次いだ。また、彩子が河原(北村一輝)に逮捕されてしまい、「どうなるのか。来週まで待てない!」という声も上がった。

  • 彩子を盾に逃げようとする日高(TBSの公式サイトより)
    彩子を盾に逃げようとする日高(TBSの公式サイトより)
  • 彩子を盾に逃げようとする日高(TBSの公式サイトより)

日高が話す末期がんに侵された兄の「哀しい殺人」

   物語は、体が元に戻ると日高は彩子に真実を告白する。日高が双子の兄・東朔也(迫田孝也)と再会したのは、日高の会社で清掃員として働いていた東の丁寧な仕事ぶりに好感を持ったから。ある日、日高は東が双子の兄であると気づき、一緒に奄美旅行に行こうと誘う。しかし東は同居していた認知症の父に奄美行きのチケットを破かれ、さらに揉み合いになった拍子に父は階段から転落死。東は自身が末期のすい臓がんであることを告げる。

   東は不遇な自分を苦しめてきた法で裁けない悪人たちに制裁を加えて死にたいと吐露する。東は、殺人犯の十和田元(田口浩正)が書いたマンガと殺人のターゲットとなる人物のリストを残して立ち去り、次々と犯行を重ね、日高は共犯者として事件の証拠隠しに手を染めてしまうのだった。――こんな告白を奄美大島行きフェリーの中で聞いた彩子と日高の前に、同じく奄美大島行きの途中だった陸(柄本佑)と東が現れる。しかも、奄美大島の港では河原(北村一輝)ら捜査陣が待ち構えていた......。

   ネット上ではこんな声はあふれている。

   「もう来週が最終回か...。綾瀬さんも高橋さんも本当に演技がすごい。入れ替わったとき本当にお互いの役を演じきっていた。話し方とか癖とか走り方もガラリと変わった。周りのキャストも本当にいい。どんどんひきこまれて見ていたが、こんな切ない話になるとは...。どんな終わり方にするのか。ただただ悲しい終わりになるわけではないと思いつつ、東役、迫田孝也さんの悲しい演技が切なかった。迫田さんと柄本さん二人の演技もすごくよかった。あと1回でどう終わるのか。東の残したSDカードが気になるな」

シリアスな展開の中、チャーミングな八巻に癒される

   「事件の真相や兄弟の繋がりなど伏線回収は見事だったけど、真面目に生きても苦悩だらけの悲しい東朔也の人生に胸が苦しくなりました。産まれたのが15分の違いでこんなにも違う人生を歩むことになった双子の兄弟。切なかったです。最終回、また違った新たな展開がありそうですね。『日高~』と意気込む彩子、八巻の告白、陸の呟き。もうロスになりそうです」

   「シリアスな展開の中、チャーミングな八巻はドラマに緩急つけてくれました。めちゃくちゃ可愛いです。ずんだパンケーキ食べていただけですけどね。癒しでとても良かったです」

   今後はどうなるのか。キーポイントは再起動したスマホとSDカードだが...。

   「入れ替わったことの証明にあの復活したスマホが使われるのかなと思います。SDカードは何の証明になるんでしょうか?」

   「師匠は大事な薬や乳歯なども小銭入れに入れておくようなので、師匠が落としたSDカ―ドもよほど大事なもので、自分が殺害をする動画が記録されていて、最後はこのカ―ドが日高を無実にして守るのかな? 師匠が殺害する映像が全く流れないので...」

陸が怖い。時おり見せる「狂気」に秘密がありそうだ

   東朔也は本当に真犯人だろうかと疑う人は多い。

   「新月の殺人。兄は誰かと入れ替わっていたのでは?あの優しい兄からあの猟奇的な殺人は想像できないんだよな」

   「ほんと。東朔也の中にどうしても狂気は見つけられない。逆に陸の表情は時折ギョッとするような狂気を見せている気がするんだよねー。そこに何か隠されていないんだろうか」

   「陸と師匠の間に何か謎は潜んでいる気がする。初回の殺人事件が起きた日、陸が朝帰りだったのが自分の中で引っかかっている。陸が怖い」

   「あと15分生まれるのが早かったらという東の気持ちもわかるけど、それであんなサイコパスになるものかな。弟のことは大切に思っていただろうに、巻き込んでまで。もっと別の真相が隠されている」

真犯人は日高!殺人事件の話は日高の一方的な話だ

   真犯人はやっぱり日高!という大ドンデン返しがあるのだろうか。

   「これまでの丁寧な脚本から考えると、かなり重要な殺人の動機が弱すぎる。感動的な内容だったけど、来週もその路線で行くはずがない。SDカードの中身は? 彩子が電話しに行くときの何か意味深な表情をしていた日高、兄との最後の会話がどこか不自然な気もしたし、このまま日高がいい人で終わるのは違う気がする。それと、なんと言っても入れ替わりの謎。なぜ日高は入れ替わりをコントロールできるのか?」

   「感動が落ち着いてきて、よく考えてみると、殺人事件の話は日高の一方的な話でしたよね。疑り深くて悪いですが。彩子と視聴者まで感動させて騙すサイコだったとすると相当ですね。死人に口なし。彩子を兄弟愛の話で騙して無罪になる気か? そのために入れ替わった? 田所の殺害現場のシーン、日高到着時点ではパチンコ玉詰め込まれていなかったですよね?」

   「日高が謎!やっぱり謎だよ! 今回の日高がいちばん人たらしのサイコパスに見えた。死体の口にパチンコ玉を詰めていたのは日高だよね。その手袋をそのあと普通に使い続けている。こ、怖いんですけど...」

   「予告編で、『入れ替わる必要なんかなかったじゃん』というセリフがあったが、彩子は気づいたよね。東との関わり合い方も、東が言った言葉も、全部日高の作り話。東は誰も殺めていない。日高が高橋一生に戻った9話を見て、今さらながらしっくりきました。日高はサイコパスの条件を満たしすぎている」

北村一輝こそ安定して一番怖い人です

まだ、入れ替わりの謎が残っている。

   「『あなたは正しい。きっと私はあなたに捕まるためにスイッチさせられたんですよ』。日高と彩子が入れ替わったことに対する、この日高のセリフがあっさりしていて気になります。一体誰の意志で?日高はどうして入れ替わり現象を知っていたのか?その説明がなかった。日高の態度を観察すれば少なくとも一度は入れ替わりを体験している。朔也と入れ替わっていた可能性もある。日高はまだ隠していることがある。再起動した日高のスマホと朔也が落としたSDカードに秘密がありそうだ」

   最後にこんな声を紹介したい。

   「日高はまだまだ闇があって最後に大ドンデン返しもありそうだけど、ここまで来たらもう最終回はハッピーエンドで終わってほしい。このままシンプルに解決して日高を早々に社会復帰させてあげたい。というのが一番の希望。もう考えるのが疲れてきたので。究極の愛がテーマでいいじゃないかと。予告が意味深なので真実はまだ先にあるって感じですが、日高が悪の権現でないことを願います。今回も河原(北村一輝)は安定した怖い人でした。一番悪人顔ですよ」(テレビウォッチ編集部)

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