小芝風花主演のテレビ朝日系ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」の第7話が3月13日(2021年)に放送され、「いい人」だったお兄ちゃんの俊祐(工藤阿須加)がブチ切れて家出する展開に。ネット上では、「お兄ちゃん、大爆発」「遅れてきた反抗期。それでいいのだ」という共感の声があふれた。
工藤阿須加の父親は偉大な野球選手、自分を重ねて演技?
物語は、モコミ(小芝風花)は兄・俊祐(工藤阿須加)の本心を知り、衝撃を受ける。子どもの頃から父・伸寛(田辺誠一)も母・千華子(富田靖子)もモコミのことしか見ていないと感じていた。何とか優等生のふりをして妹を助けてきたが、「清水生花店」をモコミの感性でリニューアルされたことでブチ切れた。「いいお兄ちゃん役は、今日で降板させていただいます」と家出し、生花店にも出てこなくなった。モコミは気丈に花屋の仕事を続ける。
常連客に注文されたフラワーアレンジメントをモコミが作るが、客が望んでいるのは俊祐のオーソドックスなアレンジメントだった。一方、店の車に寝泊まりしていた俊祐を岸田佑矢(加藤清史郎)が見つけ出す。佑矢は、萌子美の奮闘を俊祐に伝えるが、それでも強がる俊祐だが...。モコミは俊祐に似せたアレンジメントを作ろうとして、ある道具に目をつける。しかし、モコミには花や物の気持ちがわかる「特殊能力」が消えていた...という展開だった。
ネット上では、お兄ちゃんの「爆発」と、遅れてきた「反抗期」に共感の声が殺到した。
「モコミの『大丈夫?』からのプチンって切れる瞬間の間が絶妙でしたね。工藤阿須加さんも、お父様が偉大な野球選手で監督にまでなられている人だから、自分自身を重ねていた気がします。迫力がある演技でした(笑)」
「お兄ちゃん爆発。遅れてきた反抗期ですか。いいじゃない。この機能不全家族はこうしてスパークして余計なとこ削ぎ落とした方がいい。被害者意識のお兄ちゃん、欠落しているモコミより俺が上と、妹を下に見ていた。俺の居場所が揺らいだだけではない闇を感じます。ある意味、人としては普通にある感情。モノたちの声が聞こえるブラックなモコミちゃん、モノの声が聞こえなくなりそうですが、都合のいい事しか聞こえる耳ではなく、周囲の人の心の声が聞こえるようになるといいですね」