「能の家の女」の切なさを演じた江口のりこに泣けた
「能の家の女」の切なさを演じた江口のりこに泣けた人も多かった。
「江口さん演じる舞の『寿限無が初恋だった』からの、女性だからというだけで押さえつけられたには怒りが伝わりましたね。父の浮気に泣く母の愚痴を聞いてきた舞。出て行くときに浮気女に一発殴って去って行くとか、すごく江口さんらしい」
「家の娘である舞が『女』という理由だけで数にも入っていない、母娘とも男の浮気に悩むところが心に残った。寿限無の父が寿三郎だって『母さん』は気づいていた...ってことですね。ジェンダー、介護、発達障害など、宮藤さんの脚本はさまざまな視聴者が共感する場所をちゃんと織り込んでくる」
「ついこの前まで、あんなに楽しそうだったのに...って。舞が気持ちを吐露するシーンはグッときてしまった。そうだよな、辛かったんだろうなって。寿限無が初恋相手だなんて切なすぎる。あと、寿三郎が施設に行ってしまって、おじいちゃんと稽古するのが大好きな秀生の気持ちを想像するとそれも切ない」