きょう12日(2021年3月)の「プレミアムトーク」コーナーは、産婦人科医の高尾美穂さんがゲストだった。
女性専門の総合ヘルスクリニックで働きながら、ユニークなモヒカンカットでスポーツドクター、ヨガ講師、産業医としても活動。メディア出演も多く、多忙な日々を送っている高尾さんの、知られざる半生について明かされた。
名古屋生まれの高尾さん。小学生の頃から生徒会などで積極的に活動していたという。
博多大吉キャスター「頭が良かったんですよね」
高尾さん「頭はすごく良くて、小学校、中学校は、全国模試毎回全国1位でした。全教科100点取ると毎回1位なので」
大吉キャスター「サラッとおっしゃいますけど...基本全部100点だったんですか」
高尾さん「そうですね。たまに一つくらい間違えて、あーこれ間違えたかって感じでした。勉強が好きだったんですよね。本を読むのが好きだったのがベースなんですけど、問題を解くのも好きで、問題を解いているうちに自分で作るのも好きで、みたいな」
スリッパに画鋲、机の上に花びん...「みんなの思いも何となくわかりました」
そんな高尾さんだが、中学時代には辛い思いをした時期もあったという。
高尾さん「高校受験のための内申点が必要で、私がいるクラスでは5がひとつ減るということで(当時の内申点は相対評価で付けられていた)中学校の最後くらいは、当時は言葉がなかったんですけどいじめにあっていたんだと思います。スリッパの裏に画鋲が打ってあったり、学校に行くと机の上に花びんが置いてあったりということは普通にありました」
「ただ、当時みんなのことも何となくわかるので、頑張ってるのに内申点が取れない。高校受験は内申点が半分を占めていたので、ある意味当日のテストでどれだけ頑張ってもなかなか及ばないんですよね。結局内申点の取り合いになってしまってこういう状況が起こってるんだなと自分なりに理解をしていました」
大吉キャスター「当事者なのに、分析に入っていたんですね」
高尾さん「高校に入学したらこの状況は終わるから、ということはいつも思っていました」
保里小百合アナウンサー「辛い思いもされたと思うんですが、その経験を通してどういう影響がありましたか」
高尾さん「辛いって思ってるだろうなという人のことを想像するようになりました。この方今何かで困ってるのかな、どんなことをしたら楽になるのかなとか。社会的に弱い方や辛い経験をされている方にすごく目が向きます。自分に何ができるのかなといつも思っています」