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イベルメクチンはコロナに効果がある!

   このところ、文春だけではなく、他の週刊誌も頑張っている。日本向けのワクチンが不足していて、国民全員が接種を受けられるのは年末になるのではないかと報じたのはポストだった。

   ノーベル医学・生理学賞の大村智博士が発見した「イベルメクチン」がコロナに効果があると報じたのは、先週の新潮である。

   今週の新潮は、ワクチン接種で副反応「アナフィラキシー」になるのは90%超女性だと報じ、早速、今朝(3月11日)のモーニングショーでも話題になっていた。

   「ファイザー製のワクチンでアナフィラキシーを起こした21人中19人が、モデルナ製では10人中全員が女性でした。アナフィラキシーを起こす人に女性が多いというのは、現時点での事実です」(米国立研究機関の博士研究員で病理医の峰宗太郎)

   だが峰は、ファイザー製で189万人中21人、モデルナ製で404万人中10人だから、心配することはないというのだが。

   女性のほうが免疫異常を起こしやすいということが関係しているのかもしれない、という見方もある。

   また米CDC(疾病予防管理センター)では、化粧品でかぶれたり、歯磨き粉で重度のアレルギー反応を示したりした人は、ワクチンを接種しないよう勧めているという。少しは心配したほうがいいようだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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