ブラジル型変異株からの感染増え、緊急事態宣言の解除が見えなくなってきた!

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   新型コロナのブラジル型変異ウイルスが急速に広がり始めていて、首都圏の1都3県に出されている緊急事態宣言も、21日(2021年3月)までに解除できるかわからなくなってきた。

   政府の対策分科会の尾身茂会長は「間違いなく変異株にとって代わるプロセスが始まっていて、早晩、変異株が主流になると考えておいた方がいい」と警告している。変異株でもイギリス型の感染力は1・7倍、南アフリカ型は1・5倍だが、ブラジル型は3倍で、ワクチンが効きにくいと見られている。埼玉県では19人の感染が確認されていて、5歳の女児からその家族(2人)、家族の勤務先(5人)、勤務先の同僚の家族(5人)、その家族の通う施設(6人)へと広がっていった。

感染力3倍、空港の水際対策すり抜け

   変異ウイルスが日本国内に入っているのは、空港の水際対策をすり抜けているからだが、外国人の入国制限が実施されているのになぜか。実は、技能実習生や留学生は14日間の自宅などでの自主待機を要請されるが、日本人と同様の対策なので、1月には約3万9000人が入国した。

   キャスターの国山ハセン「子どもはかかりやすいということはあるのでしょうか」

   東邦大の小林寅喆教授はこう解説した。「子どもだからというより、子どもにも感染しやすいと考えたほうがいいのでしょう。変異ウイルスは体内の抗体が認識できないので、発症してしまうんです。いまのワクチンでも60~80%は効くであろうと見られていますが、効きが下がってきたら、新しいワクチンに組み替えていかなければなりません」

   現在のワクチンでも不足しているのに、さらに広がったらもう打つ手がない。木嶋真優(ヴァイオリニスト)は「重症化しやすいとかは、わかってきているのですか」と不安そうだ。

   小林教授「いまの段階では、病原性が強いとかは検証されていません。海外では、致死率が高いというデータが少しあるようですが、なにしろ未知のウイルスなので......」

   重症化や致死率は高いかもしれないが、まだよくわからないということである。国山が小林教授に「このままで緊急事態宣言は21日までに解除できると思いますか」と聞く。「2週間延長したものの特別な対策を取っているわけではないので、人出はむしろ多くなっています。流行は止まってないので、緊急事態宣言の解除はできないでしょう」

   キャスターの立川志らく「われわれがやるべきことは変わらないわけで、正しく恐れるしかないですよね」

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト