綾瀬はるかと高橋一生がW主演するドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)第8話が7日(2021年3月)に放送され、ラストシーンで彩子(魂・日高・綾瀬はるか)と日高(魂・彩子・高橋一生)が歩道橋の階段から落下。そのまま幕が閉じるとネット上には「2人は元に戻ったのか?」「そこで終わるか!」「来週まで待てない」といった大反響が巻き起こった。
次回3月14日は円周率の日。そこで1周回って元に戻る
物語は、陸(柄本佑)は、病院へ担ぎ込まれた師匠の湯浅(迫田孝也)に付き添っていた。陸は、湯浅の右の手のひらに東朔也と湯浅が同一人物であることを示すほくろを確認した。一方、彩子(魂・日高)は警備会社社長・久米正彦(菅田俊)の息子の殺害現場を訪れていた。下足痕や血紋が出たことから捜査員たちは犯人逮捕の有力な手がかりとなると色めき立つ。彩子(魂・日高)は兄・東朔也が逮捕されることを恐れ始める。
東朔也の身元が特定され、現場から日高の乳歯が発見されたことから捜査本部は東朔也と日高を逮捕するべく緊急配備がかける。そんな中、彩子(魂・日高)は電話で日高(魂・彩子)を歩道橋へ呼び出す。「もうこれしかないでしょう」。彩子(魂・日高)は、日高(魂・彩子)に殺害の凶器の石を渡すと、逮捕をしようと手錠を取り出す。満月、手錠、凶器の石。かつて2人が入れ替わった時と同じ状況が揃った。2人はもみ合いになり、歩道橋の階段から落下する。目覚めた彩子は、自分の両手を見つめ、両手で自分の顔に触れたところで第8話が終了すると、ネットでは阿鼻叫喚が起こった。
2人は元に戻ったのか。戻れなかったのか。
「最後の顔の触り方で、元に戻れたと感じました。当初日高の体と入れ替わった時に日高の顔を同じ触り方していましたから。日高はいい人でしたね。自責の念に駆られて兄の証拠隠滅をしていたんですね」
「次回3月14日はπ(パイ)、つまり円周率の日。そこで一周回って元に戻るってことだと、放送日まで考えてよく作ったものだと思います。偶然かな?」
「髪の毛を縛っていたから彩子に戻れたような気がするね」
兄を守り、彩子を守り、社員を守る日高。優しすぎる
「始まりから数分で『兄さん』って言っているし、日高、いい奴だなぁ!あんなに追い詰められた状態で元に戻ろうとするなんて」
「やっと愛の物語に入るのかな、と思うと嬉しい。日高がコアースを辞任しておけと言うのは、コアースの皆を守る為だろうし、歩道橋で彩子を階段に追い詰める狡猾な台詞は、元に戻り我に返った彩子が自分に対して情けを捨てやすいようにだと思うし。陽斗は守るばっかりだね。兄を守り、彩子を守り、社員を守り。 ちゃんと正義が流れている。花は弟に咲いたけど、それもまた弟にとっては不幸だったのかも知れない。何とか二人で生き直したかった筈なのにね。 師匠朔也は、奄美で死にたいのかな。」
一方、陸は東=師匠に殺されるのか、と心配する声が多い。
「陸が証券マンであったころ、おそらく東と何らかの関わりがあった。現在の師匠である東であるとは当時認識せずに東に不利益なことをしたかもしれない。 または、前回東の実父が金融関係に騙されたという話があったから、父親を窮地に追い込んだのが陸だったのかも。それが陸の心の傷になり、証券会社をやめて便利屋になった。心優しい陸は生きて彩子と幸せになってほしい。ただ、エンディングの主題歌『ただいま』があまりに切ない歌詞なので、どうかそんな結末になりませんように」
陸は証券マン時代から東朔也を知っていた?
「陸は何らかで東を知っていて思い出した。大好きな師匠と望月の間で揺れる陸に涙しそうです。もし、陸も東の人生を狂わせた1人だったとしたら。最後に殺されるかもしれません。陸はいい人だから殺されてほしくないな」
「私も同じ意見です。陸は、東朔也を以前から知っていて、多分証券会社時代に父親がらみで何かあったんじゃないか...。だから、数字の後始末は陸にさせていて復讐する機会を待っていた。陸はそのことに気付き、師匠からの奄美大島行きも快く賛同した。あの優しく頷く陸に、何か覚悟を感じた。そしてそれは、大好きな望月を守るためでもある。復讐からは何も生まれないけど、東朔也は悲しい人生だけど、森下ワールド全開の愛のある哀しい物語だ」
「いや、陸と東が証券会社で会っていたとすれば、きっと陸だけは東に優しくしていて、東はそんな陸に感謝感謝し、信頼していたのでは。だから仕事を頼んでお金も払っていた。奄美に誘ったのは、自分の存在を唯一認めていてくれた陸に全てを告白したかったのでは」
予告編に登場する八巻の謎の絶叫の意味は?
今後の展開はどうなるのか。ここにきて、真犯人=八巻、あるいはお母さん説が急浮上している。
「えー、やっぱりこのまま迫田孝也さん演じる東朔也が日高の兄であり、直球で真犯人なのでしょうか? 残すところあと2話。まだモヤモヤするところがあるので、あと一捻りを期待してしまいます」
「9話の予告を何度も繰り返して見ました。俺、クウシュウゴウになりたい... と男性の声で言っていますが、これハチマキの声に聞こえるんですが...」
「クウシュウゴウ=十和田元の魂=八巻はあるかも。彩子の入れ替わりをいち早く気づいたし、味覚は身体に引っ張られると言いますからね、とか言うので誰かと入れ替わっているみたいと思っていました。9話の予告編の『さよなら望月さん』と言う八巻が異様に見えました。八巻は十和田元が自殺をした部屋に刑事として行き、身体を乗っ取られた?」
「そもそも番号が書かれていたのは何のためだっけ?兄から次はこいつを殺すぞという弟に対する予告? 兄が殺してその後始末を弟がすると、共犯関係にあったと日高が見せかけていたから?でも、わざわざペンキで数字を書く必要があるかな...。それにしても、賢い日高がみすみす兄貴の殺人を止められなかったのはなぜ? 最初に出てきた海外滞在中に日高にサイコパスの殺人鬼の疑いがあった話がそれはどうつながるのか。うーむ」
やっぱり日高の中身は「お母さん」徳永えりだ
「やっぱり、元々の日高にお母さん入っていた思わせる描写が今回もありましたね。5時を過ぎた時計を見て、五木さんに『時間大丈夫ですか?お母さんなんですよね?』。中身お母さん(徳永えり)説の裏付けが強化されたと思います」
「彩子の顔が変。予告で音楽や字幕がかぶさって、おそらくワザと見にくくしたのだろうと思うけど、彩子が日高にすぐ顔面間近で叫んでいる表情が突如別人に変わった。綾瀬さんとは鼻の形が違う顔になった。違う女優さんが出ていた気がする。これ重要」
「入れ替わり、という離れ技をする事で、キャストそれぞれの本心やら胸の内、信条や愛について、我々に深く考えさせる魂胆だったんじゃないかと思います。もし、母の魂があるならどう考え、誰になりすまし、誰を守るとか。もし兄弟さえ別人になれるなら、何を欲し何をするのか。陽斗が彩子に言った、だから私は貴女と入れ替わったんですね、の意味が今ならよくよく理解出来る。しみじみ、面白いドラマです。目が離せません」(テレビウォッチ編集部)