きょう2日(2021年3月)のNHK朝の情報番組「あさイチ」で、番組の終盤に司会の近江友里恵アナが「ここであさイチから重大発表です」と仰々しく切り出した。何のことかと思いきや、来年(2022年)春にスタートする朝の連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインをあす3日放送の「あさイチ」番組内で発表するというのだ。
近江アナが「明日のあさイチで、ヒロイン発表を行います」と力を込めて話すと、司会の博多大吉も聞かされていなかったようで「あさイチで?」と驚き、「(あさイチは)やることが多すぎるよ、今週は...」とツッコみながら「史上初ですよね」と合いの手。近江アナは「初めての試みなのでヒロイン誕生の瞬間をぜひ見届けてください。ぜひお見逃しなく」。さらに大吉は「(ヒロインが)これで近江ちゃんだったら、ひっくり返るよ」と言い、スタジオの爆笑をかっていた。
返還50周年の沖縄が舞台か、ヒロインは黒島結菜が最有力との報道も
朝ドラは現在放送中の103作「おちょやん」が5月に終了。次作104作は5月17日から清原果耶(19)主役の「おかえりモネ」がスタート。その後は2021年後期の105作に上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人による「カムカムエヴリバディ」までが決まっており、2022年前期106作は未発表だった。
コロナ禍の中、記者たちを集めてのドラマ制作発表が難しくなっているとみられるが、あさイチは、3月末で退職する近江アナの出演が5日金曜日で最後となる「特別な週」。その中での朝ドラヒロイン紹介で、さらなる話題を呼び込もうというNHKの戦略もあるとみられる。
3日に発表されるヒロインについては、早くも一部週刊誌サイトで沖縄出身の黒島結菜(23)が 最有力候補だと報じられている。2022年がちょうど米国からの沖縄返還50周年にあたることから、ドラマの内容も沖縄返還が軸になるとみられている。(TVウォッチ編集部)