ドコモ「ahamo」2700円にサプライズ値下げ! 若者向け、競合他社引き離しに躍起

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   NTTドコモはきのう1日(2021年3月)、新しい料金プラン「ahamo(アハモ)」について、当初の2980円をさらに280円値下げし、税抜きで2700円とする「サプライズ値下げ」を発表した。

   競合するソフトバンク、KDDIは、いずれも、「通話し放題」をオプションにして、「月額2480円」と安さを強調するプランを相次いで発表したばかり。ただし、NTTドコモは「1回5分以内の通話し放題」が込みの料金だが、他の2社は同じ5分以内のかけ放題に「プラス500円」がいり、合計料金は2980円と同じになっていた。

   ここへきてドコモの値下げは、来月4月から税込みの「総額表示」が義務化されるため、これをにらんだ対応のようだ。現行の税別2980円だと、税込みは「3278円」になってしまうため、ほか2社の「2728円」と比べると、「唯一の3000円台」となって、販売競争に影響が出かねない。

   街では「何が違うんだろう。値段の差がどこからくるのかわからない」との声もある。

追いつけない高齢者。小倉に値下げ勧誘電話...「詐欺では?」

   ahamoは、キャリアメールは利用できず、留守番電話サービスも利用できないため、オンライン手続きに慣れた、若者向けのサービスと言えそうだ。さらに、「乗り換え手続き」は、とくに慣れない高齢者には面倒そうだ。

   携帯ジャーナリストの石川温氏の「今回のahamoはインターネット専用プランなので、ネット上から申し込むことになる」との説明に、キャスターの小倉智昭は「年配の方は、窓口に行かないと申し込めないという方、いらっしゃいますよね」。

   さらに小倉キャスターは「この前、ドコモなんちゃらサービスってとこから電話が来たんですよ。こういう機能を使ってますか。これはどうですか。って聞かれたから、使ってませんっていうと、料金の見直しされたらどうです...」と明かすと、石川氏は「たぶん、それは、詐欺じゃないですか。個人情報をとるとか?」。

   小倉「でも、調べて、料金設定は変わったんですが...」と怪訝そうに語りスタジオ内からは忍び笑いも。スペシャルキャスターのカズレーザーは「最寄りの弁護士のところへ行かれたら」といたわりのコメントだった。

   どうやら、高齢者は、携帯値下げ競争にはついていけない?

文・栄

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