大阪のミャンマー留学生、「デモしたいなら国へ帰れ」ヘイトSNSに心痛め「ご理解を...」

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   おとといの28日(2021年2月)、大阪でミャンマー軍事クーデターに対する抗議デモが行われた。このデモに関するミャンマー人留学生のウィンさん(22)のツイッター投稿が3万5千「いいね」を集め、話題となっている。ミャンマーでは2月1日に軍事クーデターが発生。アウン=サン=スーチー国家顧問らが身柄を拘束され、それ以降、国民のデモと国軍との衝突が続いている。2月28日には治安当局がが実弾を発射し、市民18人以上が犠牲となった。

   ウィンさんは「ひどすぎて胸が痛みます。国に帰ってデモに参加できないので」と大阪のデモ行進に参加したが、SNSではデモに対して「ミャンマーのデモほんと腹たつ」「デモ活動したいならミャンマーに帰れ」などの心無い言葉が浴びせられるようになった。

「2016年まで暗黒時代。ようやく変化したのにまた独裁政治に」

   「私たちの気持ちは日本人に伝わっていない」と感じたウィンさんはツイッターに「コロナ禍の中多く集まり抗議していることを申し訳なく思います」と謝罪するとともに「もはや国内では解決できない問題となっています。先進国の方々の理解とご協力をお願い致します」と訴えた。

   ウィンさんは「私が高校生の時まで国軍が政権を握っていた。すべてのことが暗黒の時代で、国民にあるべき発言の自由がなかった。2016年に誕生したアウン=サン=スーチー政権で経済・教育・言論すべて変化したが、今は昔の独裁政治に戻っています。ミャンマーで起こっていることに日本人の方に少しでも関心を持っていただきたい」と語る。

   キャスターの立川志らく「ミャンマーどうやって救うかという大きな問題。不快を示す人がいるのはわかるが、彼らは感染対策をしている。どうやったら救えるか議論しなければいけないのに『国に帰れ』というのは恥ずかしい」

   メインコメンテーターの田村淳「こういう思いをさせてしまったことが恥ずかしい。国内でどうにもならないから国際社会の皆さん目を向けてくださいということ。ウイグルや香港も自分で情報を取りに行かないといけない」

   福田麻貴(3時のヒロイン)「SNSが壺にグチを吐くような使い方になっている一方で、ウィンさんのような使いかたで事実が広まる。ウィンさんのような使い方が広まればいい」

   望月優大(フリーライター)「今デモに参加している人たちは選挙で8割以上取って勝った人たちで、それを武力でひっくり返している。一昨日、治安部隊が市民に銃口を向けるという大きな転機があった。日本政府はアプローチを変えてやってほしいし、番組見た人は情報を周りの人に伝えるなど、できることをなんでもやってほしい」

文   みっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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