お笑いタレントの渡辺直美(33)が4月(2021年)から活動拠点をアメリカに移すことを自身のインスタグラムで発表した。日本のテレビなどでのレギュラー番組は3月いっぱいで卒業するという。仲良しだというお笑いタレントの近藤春菜を始め、スッキリのスタジオは番組冒頭に紹介されたこのニュースに盛り上がった。
渡辺直美は2014年には3か月間のアメリカ留学をし、2019年にはニューヨークに自宅を購入するなど、アメリカでの活動を目指して動いてきた。本当は日本とアメリカの仕事を半々で活動していきたかったというが、新型コロナウイルスの影響で頻繁に行き来することが難しいため、エージェント契約をきっかけにアメリカに移住することを決断したようだ。
マネジメントはこれまで通り吉本興業が行うが、新たにエンターテインメント全般のエージェント「ICMパートナーズ」と、モデル活動のエージェント「IMG」と契約した。ちなみに、アメリカの4大エージェントとして知られる「ICMパートナーズ」とは、渡辺がモノマネするビヨンセも契約しているそうだ。
映画ライター「すごく戦略的。本気でやる気だな」
アメリカのエンタメにも詳しい映画ライターのよしひろまさみちさんは「日本の芸能事務所はタレントをそこの所属の会社員的な扱いでタレント活動をさせる。アメリカのタレントエージェントは俳優やアーティストさんが何をしたいかを吸い上げてキャスティングのお手伝いをして、それがかなった場合タレントから成功報酬をもらう方式」と解説。
そして2社と契約した理由について「渡辺さんて色んな顔を持っている。スタンダップコメディアン、モデル、そしてインフルエンサーとしてもやっていくと考えた時に各ジャンルに得意な人を雇わないとやっていけない。4大エージェントとインフルエンサーで1番でかいIMGを雇ったのは、すごく戦略的。本気でやる気だな、と思います」と話した。
近藤春菜(お笑いタレント)「デビュー当時から日本で収まる人じゃないと思っていたので、こうなっていくのはものすごく自然。ピンクのぴらぴらのドレスを着て裸足でビヨンセを踊っている頃からビヨンセに本当に近づく人なんじゃないかと思っていたので、同じエージェント会社と契約するなんて感慨深いです」
ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「直美ちゃんは『PUNYUS』というファッションラインを作っていて、今すごくアメリカで成功している。本人は『ゼロからの挑戦』と謙虚に言っていますが、特にニューヨークではものすごく注目されているんです」